即興ゴルコンダ（仮）

他に「名月」「バナナシュートをもう一度」「にじにじ」
などの候補がありました。

ではでは、楽しんでいきましょう。
よろしくお願いします。


ちなみに
「名月」
中秋の名月が重なり、ちょうど良いタイミングだったため。
「バナナシュートをもう一度」
サッカーから。バナナを投げ込んで選手を差別した、という事件がありました。詳しくは知らないのですが、バナナを食べるパフォーマンスで、差別と闘う、という流れがあったようです。しかし、こんなことがあっては、曲がってゴールに入るシュートをバナナシュートともう言えなくなってしまったのかもしれないな、と思ったため。
「にじにじ」
雨がやみ、素晴らしく大きな二重になった虹が見れたため。
「硬度１０の憂鬱」
硬度１０、ダイアモンド、永遠の輝き、結婚＝マリッジ。憂鬱＝ブルー。なんて感じでマリッジブルーの言い換えでした。

タイトル考えるの、楽しい。

ねむいなぁ。というツイート。をわざわざPDFにして。誰かが送りつけてきた。たこ焼きの中のタコ。の吸盤は硬い。月の裏側には水のない海があり、そこには大きな蛸の化石が眠っている。僕はそれをたこ焼きにしたい。月はイコールたこ焼きだった。昨日。皆で様々な具材を持ち寄ってたこ焼きパーチーをした。僕は大きな蛸を。もちろん入らなかった。世の中には明石焼きという美味しい食べ物があると聞いて。急遽車を飛ばした。すると。車が交差点でエンストしてしまった。僕はまだ免許をとっていなかった。教習所の車でやらかしてしまったのだ。その日はとても強い台風が日本に接近してきていて。夜。月を見ることができなかった。けれど。ブラジルの方ではスーパームーンがメイクアップして。たこ焼きをひっくり返していた男子高校生が月の戦士になって台風の目に飛び込んだ。今度は台風がたこ焼きに。月は蛸に。蛸は月のお姫様に・かぐや姫はうさぎたちと共に変身ポーズを繰り返しながら僕に返信した「メイクアップ・メイクアップ・プリキュアは初代以外嫌いじゃ。」ウルトラの星がある星雲というのは・実は星のないところらしい・だからみんなでたこ焼きを囲もう・夜・みんなでお泊りして・なんかいろいろ話そう・青春をしよう・画面の向こう側で戦う彼らに成人式はなかった。おしまい、、、という、映画を映画館でみて、僕はあくびをかいた。３Dメガネをゴミ箱に捨てた。ちなみに、実写だけれど殆どCG加工の施された映画だった。ついでに後ろを振り返るとひしゃげた「ドッキリ大成功」の看板があったんだけれど、まぁ、いろんなことに飽きた僕を濡らすにはまだまだだね。ミッション・いんぽっしぶる。

朝と夜の間の子。目が覚める。ブラインドを開けると月が見える。

汗をかいている。シャワーを浴びる。シャワーを浴びる。

月のことが気になる。シャワーを浴びる。シャワーから出る。

すこしだけ暖かい格好をする。冬はまだ終わっていない。家をでる。

黒に菫の空。人はいない。歩く。歩く。黒に菫。人はいない。歩く。

ふりむく。月は。木に隠れている。歩く。鳥たちが予感に鳴き始める。

歩く。つく。フットボール競技場。黒に菫のお皿。歩く。歩く。

物見に登る。鳥たちがいつのまにか。

月。

帰りに１０セントを拾う。暗がりからね。

詳しくはこちらへのアイコンに
思わず指先に力が入る
１文字１文字写し込む案内文が
急に読みとり難い細かい英数字となった
ペン先が微かに震え
文字が掠れるを意識する
諦めてクリックすると
瀟洒な佇まいの門構え
昔は本陣だっと誇らしげ
高価そうな雰囲気に今回も参加を諦めた

鉛筆書きの達人と自惚れていた日々
すらすらと３行分は一度に写していた
硬いペン先を濡らすブルーブラックの青が
早く早くと急きたてるのに
１文字１文字を確認しながら写してゆく
写経の筆だってもっと素早く走る
そんな文句は納戸に押し込め
人造ダイヤのカッターで
虎の子の刻印ものの真空管を輪切りにしたい
身分保障の刻印の静謐を奪われたからといって
どこにも文句を言えないを承知の狼藉だ

鉱物ならダイヤモンド
水なら軟水
そんな硬度10の私の憂鬱

憂鬱なんてどよんとしてもったりしてのしかかってくるものだと思ってたのに硬さを計る基準があるだなんて知らなかった（でしょ？）
よくよく考えたらどよんとしてもったりしてのしかかってくるのは三年前の彼のことで彼は私にとって硬度10の憂鬱だった
硬度10の憂鬱はいつだって魚みたいに無表情で今も私と数分おきにLineで連絡だけ取り合っているし時々は会うし
ちなみに無表情な魚、この場合マグロは本日九日まで新宿伊勢丹のウィンドウで宇野亜喜良氏の手にかかって泳いでいる（という無関係者による宣伝）
宣伝ついでに天井桟敷で私が好きなのは大山デブコですと告白というか自白をしたからといって私が太っている保証はどこにもない

昨日髪を切った
ボブにぴったりな髪質ですねと言われた
頭が軽くなった
だから憂鬱はどこかへ消えた
と思いたい

とげとげしい葉を持つ柊の小枝に　かまえているカマキリは
あいつはあれで　擬態しているのだよ
きのうから　ずっとああして獲物を狙っているふりをしてるが
獲物は　　植物のトゲを恐れて　だれも近づかない
痛覚をもたぬ虫にだって　怖いモノは　きっとある

ヒグラシが　カナカナ鳴いて　　
痛点を忘れた人となって　しばしピアノに向かう　
夕日が落ちたら　この夏を超えるために
ダイヤモンドのように硬い思い出に、火をつけよう

燃えてしまった遠い日の大切な詩
炎に　わたしの息を　吹き込めば
黒々とした陰鬱は　きっと好く燃える

結婚したらまず
若い愛人欲しいね
そして
お前になんか金かけてねえよって感じの
安っぽいホテルで
逢うんだ
コンドームの装着なんかも
妙に熱心にね
ケータイ
わざわざ眼につくとこ置いといて
例のあれ
私のナンバー
三倉建設小沢課長で登録してあるんだって
あれ

そこで愛人がポツリとつぶやいてくれれば
それはきっと

結婚してからもずっと
以前から継続してる愛人
欲しいね
そして
イヴの前日にケーキ
なんてのはまだ最初の三年間で
四年目ぐらいからは
売れ残ったコンビニのケーキで
翌々日
しかも俺は食べないんだ
最近体脂肪が気になってね
なんて

そこで愛人がポツリとつぶやいてくれれば
それはきっと

ダイヤモンドダスト見詰めて目の熱き　猪俣千代子
細氷が漂い決算期の憂鬱を少し味わう
マイナスの10度の大気の中
行ったり来たりするのは少しつらい

ダイヤモンドダスト阿寒のアイヌ服　　広瀬邦弘
アイヌ民族の消長を想う
私はアイヌ民族の研究を趣味として居る
殆どライフワークと化し
仕事と言っても過言では無い程の
充実したライフワークだ
家ではアイヌ服を着て居る
そんな私を周りの人は
硬度10のダイヤモンド野郎と呼んで居るのだが
さっぱり意味が分からない
寒い今日の漂って居るダイヤモンドダストのような
冷えたジョークだと思って居る

永久不滅ポイント０のぼくら硬度10の憂鬱ふらっと


こめかみに指ピストルを押し当てるネジ式のサイレントサイレン


こなごなと呼吸うれいてる断片たちうちできない夏に埋めて


エリンギをひき裂き秋が加速するのぎへんのよこで火、もえたぎり


ひびよひびわれわりきれずなにくわぬかたちの方へ堅月昇る


てつがくのきょうをてつかずにする月、それからはじまる革命とか


ゆくあてはあるのかないかせ(い)かいも混ぜすぎて黒になってしまって