即興ゴルコンダ（仮）

英語だと、Uninstall

・パチパチと爪を切りたくなる時はだいたい燃えないごみの日だった

・叩き売りのバグったじゃがいもの形を日によって気にしたり気にしない

・足元が不注意になってる　めいっぱいかかえた厚揚げは崩れかけてる

・英語の小テストをベッドの上でしようと言われて何もされなかった

・出張から帰ってきたよという父に愛犬だったやつが噛みついた

・父親の上で足踏みすることが楽しい時もあった気がする

きえるのもわるくないように思えた（夜にこまかい泡を吐くバブ

ふりかえる
と誰かが押下した起動装置だった
粉塵をかいくぐってくる
音速以上のもの
重力を必要としなくなった動作は
マリオネットのように崩れる

排熱しようとする換気装置の
こころの換気装置が、
正しい演算を探し求めて
果ては
不完全性定理の
不正な引用を始める

論理の起点は感情にあり（人間がマシンでないことを条件として）
その起点の正しさはあなたがいないと証明されないのだ
昨日消えたあなたの正しさは
私の正しさための正しさでもあるのに

今日も私たちは作業に忙しい
インストールをして
アンインストールをする

戦争は始めるよりも
終わらせる方が難しい
近年の世界情勢を鑑みるに
そんなことを言う人も居て
そうだねといいながら
家は建築するよりも壊す方が簡単だ
重機でバリバリとあっという間に平地にしてしまう
そうでもないぞ、古い家の後始末は簡単ではない
いつの間にか貯まっている書籍や古道具、家族の写真帳
値打ちがないからと、そう簡単に捨てるわけにも行かないぞ
丸ごと回収屋（造語）さんに頼めばすぐに処分してくれる
軽四輪１台分、4万円とか宣伝しているよ
要はお金をかけるかかけないかで異なるのだ
自分で、大事なものだけは残すような作業を始めると
一生掛かっても終わらない
有名作家の奥方などは何十年かかけてやっと始末したと思った頃には
自分の番が待っている
断捨離なんていう言葉を生み出すよりも実行する方が難しい
ソフトウエアだってインストール方法は詳しく説明してあるけど
アンインストールは３行くらいの説明で簡単に済ましてある
勧誘は優しいが抜けようとすると優しくないカルトもあるぞ
なんでもそうだよ、入会は簡単だけど、脱会は分かりにくい
パスワードを忘れたら脱会は面倒だぞ！
おそらくわざとしているとしか思えない
ユーザーをひとりでも逃すまいとの執念が感じられて怖いねと
富士山麓に鸚鵡が鳴いたと首都高速３号線を時速１２０キロでぶっ飛ばす
（制限を緩めるのは特定の高速道だけとは知らないのかな、それもまただよ）
勘違いも甚だしいけどその青い色した というよりも綺麗な紫だったかな、
スポーツカーに乗っている若い君たちにも分かるように説明しようとしたら
面倒くさいアンインストール作業が終わったので、新しいソフトが搭載できるのです
このうそほんと

・・ゴルも書き出すよりも終わらせる方が難しいなとは
作者の実感

ヘッヘヘッ　観てろよ
女は上書き、男は保存……なんて
俗に言うけどな
写真１のＡ子フォルダは　こうだっ
地獄の口が開いてるだろ？
ごみ箱をわざわざ　窓で開いたんだ
そうしてお前を
ドラッグ・エンッ・ドロップッ
「ごみ箱を空にします」！
ガッハハッ　ざまぁ見ろっ

Ａ子２フォルダも　こうだっ
デスクトップにもＡ子２フォルダ作って
中身は？
全部おんなじブタの写真！　クッククッ
そうしてそれを　写真１に叩っこむっ
当然　「移動して置換」！
お前が全部ブタんなったぞっ
ガハハッ　魔女めっ
お前に相応しい最期だっ

Ａ子３は？　グフフッ
コマンドプロンプトでぶっ飛ばしてやるっ
スイッチＦ！
 （＝読み取り専用ファイルも強制削除）
ガハハッ　ガハハッ　ガハハハハッ

そしてビューアーもアンストールして……
・
・
「最近使用したファイル」が目障り……
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・
しつこい女ってほんっとにやだよっ！

一昨日も昨日も今日も
午前と午後の夕暮れまでの風騒に
春一番や・・
良く調べて見ると
桜を咲かせる風の様な感じで
春二番や春嵐と言う
用語の方がしっくりと来る事が分かる
ダダイズムの詩人が
測定する
湯の量の差も
瑣末なことでは無くて
刑事の殉職ほどに
深刻な意味を持つことだってあるって事を
自分の腹が教えてくれる
夜には吹かぬ不思議な風が
何処に隠れて居るのか
遊びを教えてくれる神が居たら教えてほしいと
星に願った
哲学する犬が狂犬に変るまでは・・

翌日アンインストールすべきソフトがあった
それを教えてくれるのは狂犬では無くて
哲学する犬だ