即興ゴルコンダ（仮）

皆さん今晩は。
こちらのタイトルでお願いします。このタイトルの元ネタをググッて調べたりしますと、「えっ？　あのひと、こんな番組聴いてんのっ？」みたいな感じになって、ちょっとキモイかもしれませんが（でも火曜日のリクエストは……）……。
そもそもこのタイトルだけで、充分キモイかもしれませんが……。

因みに私は、コアラの縫いぐるみは（!?）は持っていません。

俵ぼっちを編んでいる
逞しい背中に薪を投げつけて
目から火が出たが
火事にはならなかった
消火器も置いてないのに
火花が小さすぎたのだ
花火になっていれば
桟俵法師の名で書いているかもと
メロンの話題を楽しみながら
今年の歳暮はアンデスメロンにしようか
それとも、気合いを入れ、夕張にするか
夕張市の財政を鑑みるに
夕張にするか
それとも諭吉を飛ばせてマスクメロンにするか
考えるだけなら無料なので
マクワウリにかぶりつきながら
もっと安いキュウリにしようか
それとも、壁に這わせる苦瓜にするか
西日を防いで少しは電気代の節約にもなるしと
コワラの縫いぐるみを作り出す
中には襤褸屑に断熱材に梱包材
着古した木綿の下着などを詰めて
ぶん殴る相手にするのだ
目と目の間を思い切りぶん殴り
火花の強さを測定して見るのも面白そうだ
可愛いコワラ人形だから面白いのだ
これがヒグマやシロクマ、虎だったら
なんだか情けなくなり、殴る気力も申せてしまう
さんだらぼっちを被せて、年貢米を納めたご先祖様達の苦労も考える
彼らのひとりでも反抗したら、いまの私は居ないのだ
一家皆殺しの目に遭い、見せしめに村の辻にでも晒されたであろう
人形だから構わないとは思わないけど
ボタンを押せばそれでお仕舞いの世の中に
重たい米俵を背負って４００メートル走らされたと
新兵時代の訓練状況を口惜しそうに話してくれた先輩ももう居ない
オバマ大統領のスリムな身体にも
さんだらぼっちの帽子を被せ
稲作地帯の香りを嗅がせたいと思ったのは僕だけだろうな
あごひもを付けて売り出せば案外売れるかも
少しぐらいの雨なら大丈夫
棒でいきなり殴られても大丈夫だろう
体重６０キログラムの人には将にうってつけの夏型帽子だ
さんだわら・ぼっち作成ワークショップもあるそうなので
暇のある方は参加してみたらいかがでしょうか
材料の稲藁の入手が難しいかもしれませんから
ビニール製のプールに水を張り、泥を入れ
即席の田圃にして、陛下を真似て田植えをしたらいかがでしょう
プールの無い方は、ポリバケツでも構いません
ついでにメダカかカダヤシでも入れてボウフラを食べてもらいましょう
おまけにお米も採れますから、１日分くらいなるかもしれません
コアラマークのＴシャツを着て、さんだらぼっちを被り
街をぶらつくのも良いかもしれません
今年も猛暑が予想されてますで、直ちに実行して下さいねと
ひとこと付け加えておきます
傷つく品にはコアラマークのさんだぼっちを被せ
送り出す
傷ついたのは俺ではないと呟いて
配送スタッフを責め殺す

満月の夜に抑えきれない
ハムストリングから踝に伸びる衝動
戻りたい、小村に
途方もなく敷き詰められたアスファルトを蹴って
（それでも行き先がわかるのは、
　道が、
　国道が、
　県道が
　人の行く道を伸びていったからだ）
そして人狼のごとく
村人を一人殺める
息を潜めた、こむらがえり.

　　　　あ、コアラの話なんですね、小村に戻りたい大村さんじゃなくて。
　　　　さしずめそうなると
　　　　コストラリアですよね、オーストラリアではなくて。

新月の夜に誰にも悟られず
僕と君だけの屋外の儀式をしよう
シルクのような布を
木綿のような布を
公衆の面前で取り払うように
暗闇で新築の僕らは
まだ青看板にも載っていない
（それでもゆきさきがわかるのは、わかるよね、わかるからだ）
そして新しい舞台が始まる
新しい共鳴と新月のような照明の、こけらおとし.

　　　ああ〜、コアラの、話なんですよね、シドニーのオペラハウスじゃなくて。
　　　さしずめそうなると
　　　コペラハウスですよね、おおっぺらに言ってしまうと。

三日月のようだ、炭酸というのは
そのまま喉の奥で溶けてしまいそうだろう
だいぶ小さくなった飴のように
鋭利な刺激を残しながら
深夜には忘れてしまう
砂糖ではないものの甘味だとか
ミントのような空気
だけと覚えている人がいるだろうな
緑のような、赤のような、
感覚器官のような、コーラペプシ.

　　　コーラのオーラがあるよな〜〜〜（あるある（ないない））。

的コアラぼっち講座