即興ゴルコンダ（仮）

すいません、ネットの設定に四苦八苦してたらいつの間にか時間が過ぎていました。

このタイトルでお願いいたします。

並四ラジオにはVRつまみは無いのだ
音量調整は
アンテナタップ切り替え
再生検波管の再生具合（ポジティブ・フィードバック量を再生バリコンで変えて、再生検波段の利得を変えて音量を調整する）
並三も同じさ
並四ラジオにも、レコードを聴くときのピックアップ端子があるけど、どうやってレコードの音量を変えたのだろう、不思議だ！

ところが、高一受信機では、生意気にボリュームが付いていて、
入力初段の高周波増幅管の増幅度をグリッドバイアス電圧を変えることで感度を変えて音量調整している。
お役所などには、戦時中にもあったという５級スーパー（スーパーヘテロダイン方式、日本語ではうなり電波方式とかいうようだけど、みんなスーパーといっていた。）ＲＣＡが特許を持っていたので、戦後になっても戦時加算され特許が切れず、なけなしの外貨を払わされたのさ。
発明はアメリカ人の学者、兼実業家のエドウィン・アームストロングさんが１９１８年とされております。これは確かなようですが、特許はいつの間にかＲＣＡに移っていて、１９２５年には日本では家一軒買えるほどのお値段（１０００円くらい、当時の為替レイトは１ドル２円とか？）でした。アメリカでは２００ドル程度ですから、日本円にして４００円、輸入業者がぼったくったか、関税が高かったのか分かりません。調べてみてね。
ところが、このスーパー受信機に使われていたのが、ＵＶ９９という省エネタイプの３極管６本だけという素晴らしさ。このラジオは選局は面倒だけと、現在のラジオ並の感度を持っていて、電池式だから、非常時にも使えるよとわたしがいくら言っても、だれも聞く耳持たないだろうな。ケータイ式のもあって８キログラムくらいだったような気がする、電池は単一乾電池２個と９ボルトの乾電池を７個直列に繋げれば、実用的に使用できます。電池代はすべてで３５００円くらいだから、百均で買えば１０００円くらいになりますと独り言。

参考
Radiola 25 (AR-919)　6球スーパー　Radio Corpolation of America : RCA　(1925-27)　$165
http://www.japanradiomuseum.jp/muse1-tube.html#Radiola

RCA Radiola 26　6球ポータブルスーパー　Radio Corporation of America (U.S.A.)　1925-27年　$225
http://www.japanradiomuseum.jp/portable0.html#RCA Radiola 26

仮想現実が消せと言って居る
海岸の事だろうか
ビーチパラソル片手に
ビキニを着用している場合では無いのかもしれない
ヴァーチュアルな現実は
岩でごつごつして居ても
正確に現実を再現してくれる
現実そのものを見るよりも
正確に客観的な事実を
再現して
偏見を括弧に入れて
現象学的還元を施して
虚心坦懐に現実を眺めることができる
早稲が水田に並び
薫風が吹いて来る
外気に当たりながら囲碁に勤しみ
鼎の軽重を問う前に
自らの可否を問い
健康に治めて行く
ジュークボックスがたくさん
設置された
仮想現実な海岸で
「あの青をこえて」と呟く

水平線が見えて
（水平線が遠くに）
砂浜がある
（足元に砂浜が）
見上げると
（あわてて束ねたような空が）
振り向くと
（後頭部の景色が見える）

ヘッドホンから聞こえる波のような音
（あわ立つ海と、からだ）
季節はわからないけれど
（誰もいないから）
荒涼としているから
（冬なのだろう）
冬なのだ

隣で
（後ろで）
もういない人が歌えば
私たちは泣いてしまう
（匂いなどなくて）
解像度が色を
塗っているのだとしても
（なめらかな視野の果てた先に）
何もないのだとしても

夏ってなにかな
ビールだね
へえビールってなんだろう
たとえばこれ以上ないやつで
シメイブルーだね

　世界一うまいビールだとおもう。
　とくにマグナムの3年熟成もので状態がいい飲み頃のやつ。　
　ワイン好きならハマるとおもうよ。

君の声とか空とかそれ以上のやつ抱きしめたい
ベルギーの酒とか浴びたい
この海で
青いなあ

海辺にて

そっと笑う
ふっと怒る
さっとさみしがる

ひとりひたる
ふたりしずむ

ゆ、
ゆゆしき
しきたり

たのみのつなわたり
ろうか
かいくぐる塩分濃度３０％海のち夏のはじまり

雨あがりに
アンドロメダまがまるまると適切であったとは考えにくいジャンピン

はしりがきするが
あわいブルーの日付変更線をみずたま(りに溶かす


どうやらぼくらは
この海岸で
おとなになってしまったみたいだね

高校生の頃、下駄箱に収まりきらない形の靴を履いていて、収まらないから、現実のこういうとこ、ままならないよと思った、なんかこう、もてあそんだり、はみ出てしまう気持ち、どこかの夏で、海に出かけたことがある

ひとつの季節が終わるたび、世界の形というのは、変わっていくのかもしれません、サンダルでよく出かけていた、景色をおぼえています、コンビニ、買ったアイスは、ほっておくと溶けてしまう、海岸は、境界みたいだった、家の範囲に収まっていたのに、ベランダには雨がふる、ちゃんづけしたキティのサンダル、パリパリになってしまうよ

今年も暑くなってきたから、VRの海へ行きませんか、人ごみ実は嫌いなんです、ぼくたちはどんどん簡単になっていって、さよならと思ったときに、さよならとは言わなくなった、ぼくたちは簡単にまた会えるし、簡単にここにまた来れるから、形にするのは嘘みたいで、思うことだけが、確かなことのように思えた　

もうどこにも行けない状態だからとか
昔見たあの光景をもう一度見たいからとか
求める側には少しばかり切ない理由がありそうで
でもたぶん
作り手側にはそんな理由なんかなくて
自然を再現するなら海がいいって考えたんだと思う

知ってる？
海の温度は一、二カ月季節に遅れるんだよ
だから夏場よりも秋のほうが温度は高いんだ
いまは夏の始まりだから
海は春くらいかな
そうそう、どこかの港の倉庫に
東京定温って書いてあったのを見たんだけど
ねえ、東京の温度って何度くらいかな
36度くらいの平熱かな

返事はない
隣にいるのは誰かって聞かない
自分がいくつなのかも
性別も
決めたりしなくていい