もっとちかくにお寄りよと
いわれてもクルマは軽三輪のフジキャビン
座席は前後にしかありません
運転者の頭のてっぺんを見つめながら
ぶつぶつ言っているうちにエンジンが掛かり
トコトコと走り出す
街の名物愛嬌者のフジキャビンは
今日も元気です
運転している僕は余計者
後ろの君はただの死重さ
生きているだけありがたいと思わなきゃ
軽四輪スバル360の路上テスト時、運輸省の係員も同乗するのだが
あまりの狭さと華奢な車体にお役人様は命が危ないと乗車を拒否して代わりに
55キログラムのおもりを載せて1人前としてテストしたという逸話もあるが
真偽の程は分からない
巨漢横綱の吉葉山がスバル360をマイカーとして愛用して運転していたのは有名な話だ
君も知っているだろう
- aoba_3k
- 2016/10/20 (Thu) 23:35:47