即興ゴルコンダ（仮）

「ブラック」でお願いします。今回は諸事情からこれしか思い浮かびませんでした。投票もお願いします。

校長は目の周りがブラックだから
時計を見ながら教育方針を述べる
ルル述べる
坊ちゃんは狸のような顔だと思いながら
聞き流している
ブラックパンサー
ピンクパンサー
宿屋で茶代なんてやらんければと
希望的観察を述べる
２０光億年の先にもプラークホールがあり
俺の顔を見ては笑う
挨拶しなければと無理して笑顔を作る
これが世間様を渡る方便だと
紅い革を鞭の代わりに
振り回す
喧嘩慣れしている銀河を渡るために
絶対温度４度Ｋの放射を浴びせ
末成りの唐ナスを甘くする

ホラ貝を吹きながら
焼き芋屋の軽四輪が
国道をぶっ飛ばして行く
http://members.jcom.home.ne.jp/hloco/ishiy1p.jpg
旨く出来ているので
走りながらでも釜は燃えている
カチカチ山のようだ
ガソリンタンクの上部で
薪が勢いよく燃えているが
これでいいのだ
バカ田大学卒業生と
ワームホールを抜けて
山城屋の前に戻る
下宿の飯よりも旨いと
坊ちゃんはしみじみ思った

三つ編みにあこがれていた
蜂蜜の様な色の三つ編みに
我が心を捧げると思いながら
眼鏡の日を設定する
眼鏡の日にスミレを殺らねばならなかった
リールで釣りをするのは止めて
どうせ釣れるのはブラックバスばかりなので
変なリールや竿は
灯台の事務所に預けて
スミレにブラックバスを食らわしてやろう
嫌われ者のブラックバスが
こんな時に役に立つ
三つ編みにあこがれながら
教室に毬栗をまき散らしながら
今日を固定する
ブラックバスを
こんな時のためにとっておいてよかった
と思う
スミレの野郎どんな吠え面をかくかと
想像しながら
ブラックバスを変なリールを使って
釣って置いてよかったと思う
眼鏡の日にスミレは現れるだろうか
そればかりが気に掛かって眠れない

世界は闇に閉ざされた
コーヒーを注ぎながら、君が言った
なかなか皮肉が効いているね、砂糖はいくつ
何もかもを吸い込むブラックだ！重力に囚われて抜け出せない光だ！
君はくるくるとカップの中でスプーンを回す
そんな気分の時もあるよね、ミルクをそっと垂らす
銀河が回った
大丈夫、明日が来るよ

白抜き文字や飾り文字
斜めにひじゃげる逆十字
星空を見上げると
いつだって逆さのひしゃくを見つけては
北斗七星　呟いた
北極星を　探しながら
戻るアテもなく
始まる予感もなく
同位置に佇む一つ星に
願いの全てを描いた風

点線で描いた絵の向こう側に
本当に告げたい言葉が隠されている
洞穴の中から
太陽を捉えた視界
水滴ただ一つきりで良い
乾きの潤される予感
願いの全ては蒸発し
ここに残るのはブラックスターのみ

黒星から始めよう
いつか　這い上がる希望を持てるなら
進み続けるのも
無駄ではないと　信じ続けて

★,。・：：・°☆。・：*：・°★,。・：*：・°☆。・：*：・°

●

くろいインクが滲みて
しろいノートを
異常細胞みたいに蝕んで
いくの、みんな
あたりまえのように倣って
いくの、わたし
わからないまま教科書をしろく
塗りつぶしてた

●

しろい雲や
ボートがはしるあとの波を
ずっと見ていたくて
海辺に住むことを選んだ
家族はすこし安心して
ともだちはお別れに
ショートケーキをくれた

●

くらい夜から雪がうまれて
だから冬は
とてもただしい
ホットミルクを飲みながら
ふかく息をつく
しろい文字が浮かび
今これを書いている

　ねえ　泣かないで
　あなたが泣くべき理由なんてないのだから
　本当に　ないの
　あなたが悪いことはない　私は知っている
　尖ったものはぜんぶ　まるくしてあげる
　責め立てるように聞こえるもの　見えるもの
　その全てを否定してあげる

　あなたの優しさは　ホットミルクに垂らした一筋の蜂蜜のよう
　気づかずに飲み干してしまうけれど
　作ってみればわかってしまう
　私が作っても同じ味にはならない
　あなたが悪いように見えるなら　あなたは悪くない
　隠しごとというのは　そっとこっそりするものだから
　あなたがクロじゃないことを　私は知っている
　私がいいこだからじゃないの
　分かるのは私こそがクロだから

　本当は　私が傷つく側じゃないことにホッとしているのだから
　あのこが傷ついたかもしれないのは　分かっていても
　白く見えるものほど　黒いものはないよ

　今の私には　角砂糖ひとつ分の甘さでさえも
　辛いぐらいで
　コーヒーをください
　今日ばかりは　ブラックで

黒板、ゴル投稿掲示板は文字通りのブラック。視認性は最高！　ブラックコーヒーにクリームを垂らして文字を書く。

＞銀河が回った
＞大丈夫、明日が来るよ

確かにその通りですね♬

ゴル投稿板のブラックボードの協力のもと
黒文字を白く変えていただいて詩を完成させることができました。
視認性バツグンですよね！

コメントありがとうございました。