仮眠に次ぐ仮眠は極寒裡
この題でお願いします。

  • ぎわら
  • 2016/12/30 (Fri) 23:40:22
仮眠に次ぐ仮眠は極寒裡(投票対象外)
極寒裡に部屋の中に居て
冬籠る
布団は干されて
敷き布団のカバーは洗われて
二階の部屋では冬籠れない
一階の部屋で座布団を敷き
座布団を枕にして仮眠する
掛け毛布は動物の四人家族のイラスト
娘は万歳して居るが
息子は口を無くして
不興を被って居る
昼食をはさんで
再び仮眠に挑むのは
敷き布団が置かれ布団が再設置された
我がルーム
外の極寒裡が感覚的に分かる私は
冬籠りながら
仮眠に次ぐ仮眠をある程度は
満喫しました。
  • ぎわら
  • 2016/12/31 (Sat) 02:39:28
仮眠に次ぐ仮眠は極寒裡
久方振りの帰郷は乗継ぎに次ぐ乗継ぎだった
その度々に陥る浅い夢は
まるでそれぞれが綿菓子のような悪夢であった
決して俺を満たさなかった故郷
ただ
決して不幸なだけではなかった

俺は
地平線の向こうの理想郷でひとり
金儲け
そして
ナンパの方法を学んできた

昨日の夜
Barに
初恋の少女
に似た女性がいた
かいつまんで話そう
彼女は笑顔が素敵で
二の腕を露出させた格好は凛としており
ウイスキーを御馳走したら
代わりにとても甘い蜜を御馳走してくれた

翌日
大晦日
彼女を家に帰し
大掃除を行い
荷物を纏め
家を出る
ナンパに必要なのは
センスとスマートさ
そして
女性の美しい部分を
女性に気付かせてあげる真摯さ親切さ
ナンパは
女性を決して不幸にしてはいけないが
かといって
決して幸せにしてもいけない
日常の枠から外したのが俺なら
日常の枠の中に女性を戻すまでが担うべき責務だ
女性が
いつか
私にもそんな事があったって
ふと思い出して
頭を少しかきながら
ひとり空に向け苦笑いできるような
決して不幸にしてはいけないが
かといって
幸せにしてもいけない
あくまでナンパの枠内に留まるのなら

話が逸れたが俺はiPhoneにこの詩?を書きながら、寝ながら起きながら、電車に乗っている。といってももう地元の路線の上だ。
いつか俺もこの街に住んでいて、この街で詩を書いていた。覚えているかな、俺のこと。
果たして俺は誰かに覚えられるような事をしてきたのかな。
地元でナンパはしない。綿菓子のような悪夢は女の体温で容易く溶けるが、俺はそうはしないだろう。この数日、溶けない綿菓子を俺は胸のあたりに置き去りにしたままにしておくだろう。

昨日の女の二の腕を思い出す
両腕を押さえつけられながら
笑いと悲鳴が等しくなる高みにまで昇り詰めてみせた
今晩はどんな悪夢を見るのだろうか
あんな夜の後では
それが少し楽しみですらある

悪夢に似せた綿菓子に包丁を当てると
ストンと下に落ちて行く
開いた断面はツヤツヤと整っており
それは悪夢よりも綿菓子よりも
大根の断面に似ていると思った

以前のままではない
地元の商店街を歩く
俺はこの地を離れすぎた
道行く人
知り合いだとしても気付かないだろう

それにしても、地元の冬の夜道は寒い。
  • 竹森
  • 2016/12/31 (Sat) 22:01:20

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