フォトニックマッハコーンの食卓
これでお願いします。

  • みずけー
  • 2017/02/09 (Thu) 22:29:59
フォトニックマッハコーンの食卓
ふぉとにっくじぇにっくまっはなこーんのすーぷ
だけの食卓を囲むカッコムのすぷーんでカキコム
のすまーとな割レふぉーん中指で操作スルスルと
エンドなロールきみの名をスクロール見つけるの
たのしみにしてるからカラー乾いた絵の具の匂い
がしてる雨の日の指先ほとばしるミドリきれいな
色に見える斜め読みのクッセツ率ゆびおり数えて
小指の側から始めたらいつか終わるの晩餐。
  • こうだたけみ
  • 2017/02/10 (Fri) 14:42:53
フォトニックマッハコーンの食卓
 

ホッピー飲みながら、どうでもいい話ばかりしてるみっちゃんが珍しく家に誘ってくれたのだが、
出してくれたものが
チェレンコフ放射
グラフェンの電気-光変換
ディラックフェルミオン
シリセンの電子状態
ジャーマニンの構造
バンドギャップ
マーデルングポテンシャル
エバルトの方法
クーロン相互作用

どうにか手をつけられそうなのは最後に出てきた一品だけで、
でもその味は、どこか懐かしいような気もした。

メインディッシュの ひかりのマッハコーンを見て
俺も若い時分には、つなぎ合わせた手の中にもあったって無意識につぶやいた
のが聞こえたのか
そのとおり
とみっちゃんが笑った

相変わらずどうでもいい話だ
けれど
とりあえず、世の中は変わり続けている
突破する 
ことを続けている


  
  • AB 
  • 2017/02/10 (Fri) 18:12:40
フォトニックマッハコーンの食卓
みそ汁に浮かべた油揚げはやがて沈んだーブラ~ゲになった君のこえの上の方でちいさく鳴る倍音の反響にまわりこまれた私のそばで君自身がうまくとらえられない片耳イヤホン会話がとけた日だまりがすきな脳内で部屋の窓をひろげてカ~テンの丈たりなくなって日射しが強まる波打ち際に注ぐときたまごのリピートでつくるたまご焼きの黄色を伝えるひかりのスピードはため~ている信号機エアメールの封筒折りたたまれた春巻きのフライドおもいだすようなナタネユが熱くなって浮かんだ今夜おそくなりそうと言った君が終電で帰ってきて私はたまらずうそ寝して閉じた目でもあかりがわかる大きくなった足音がわかるそれはたしかな振動だったつたいかたは波のようだった息すうはくをくりかえしてる私たちは奇数に偶数が追いついてひきはなされていくのを見ていたそっと見開いたら開いたらわかったんだけれどふたりで割りきれないなつみかんは星のかたちにすこしにていた
  • さわ田マヨネ
  • 2017/02/10 (Fri) 20:29:16
フォトニックマッハコーンの食卓(投票対象外)
夜明けの三歩手前で足踏みして
寒いからと踵を返す朝焼けの後ろの世界から
「こちらは光が届かなくなって久しい。あなたはお元気ですか」
とぼろぼろになった手紙が届く

寝ぼけ眼で眺める窓から
外の家々の暗い窓の内はまだ寝静まっているようにみえて
実はもう一日のための人々の仕草が
幾重にも始まっていることに気づいたのはいつのことだったろうか

朝食のために出汁をとる
酒を流し塩を落とし口にふくむ
すると頭の芯のほうから冴えていくのでおもしろい
と誰かが言っていた
その人はもうどこかに行ってしまった

自転車でただただ無心に走っているとき
恥をかいたと血がのぼったとき
つり革を手にゴルのよいネタが思いついたとき
すごーい、なんかわかんないけどすごーい、というときの脳内状態
そういうときに見えるもの

スティル・ライフを読んで
テーブルのコップの水を注視し続ければ
いつか観測できるのではないかと思っていたあの光
あるいはフォトニックマッハコーンの食卓で
  • みずけー
  • 2017/02/10 (Fri) 22:25:31

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