この冬は暖炉があるであろうあの家の煙突から煙が出なかった、断言するのはもう春だから、君は出かけてなんかくねくねした山菜をとってきて、食べたらそれがすごくにがい、子どものころの大空のたかいところへとばそうとしたシャボン玉、ストローをかたむけすぎたときの感じ、思い出したけどビールによく合うような気がした。
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なんだけど
歳をとるたび年がどんどんはやくなるね
圧縮されてゆくスピード?
春と修羅
半年は、半年は、半年は、たのしめた。こと。
(やったね、)
いつだっけ
タンバリンと湾岸で前髪と遊んでいた風のような気持ちを、
置き去りにしたのは僕のほうだったが
そのままずっとほどけてしまって
トライアングルはおちてしまった
(夢ファ、ドレミ)
むすんでひらいたくちびるの
破裂音じゃないm音を
大切に思う春が来ていた。
- さわ田マヨネ
- 2017/03/24 (Fri) 08:05:23