投票は2017/03/26 (Sun) 22:00:51から
良い作品が集まっております。
投票よろしくお願いいたします。

  • sample
  • 2017/03/26 (Sun) 21:46:18
あまさらさんに一票です。
火や熱と共に刃物や墓場や死のイメージがついてくるのと「冷えた花火」がぴたりと嵌っていると思いました。
好きです。
  • 2017/03/26 (Sun) 22:15:06
kyouhei tanakaさんに一票です。
「焼けて潰れたミーのカー はめてもう一度ユーのキー」

あまさらさん
<思考にエコーがかかった状態で / 過子の話を聞いた>
ひとつめの思考の残響が、ふたつめの思考を外へおしながしてゆき
さざ波のように浜辺に潮を満たして、やがて引いてゆく。
<過子は手を話して岬の先端に立ち、手すりに寄りかかる>
<「おちないよ」と言って笑った。>
過子 / 過去はおちないのだ。毎秒ごとに過去のファイルは保存され
あたらしいファイルが上に積み重なってゆくように。
過子はいつでも過去の上に立ち、岬の先端よりも、もっと高く
風のきびしいところへ昇ってゆく。

kyouhei tanakaさん
<鉛筆の頭頂部分を嚙みながら>
これから書くことへの煩悶が、すでにこの書き出しから
ひとつの仕草に変換された状態で描写されています。
入れ子状の形態が、やがて場面を宇宙に飛躍させSF的な描写に。
<私の腕時計が明滅し、ぴぴーっ、エラーを警告する。 / そして小さな電流を流すのだ。>
ずっとさきの未来に、もしも悲しみがただの小さなエラーとして処理されていたらと思うと
日常で感じる悲しみも忘れたり捨てたりせずに、慰撫してあげたい気持ちになります。

白さん
大きな川を中心に俯瞰した全体のなかで
こまごまと生きている人々の生活や自然やしょくぶつ。
一枚の風景画にどんどん近寄って細部にまで目を届かせているような気持ちになります。
<君は全部海に撒いてくれと言ったけれど>
散骨の方法にもいるいろあるけど自分だったらどうしてほしいかなと考える。
やっぱり墓地にいれてもらいたいなぁと思う。
花火が打ち上がる季節にでもだれか会いに来てくれたらうれしい。
きっと、海に撒いてと言った「君」は
ひとりで発つことを恐れないとても強い人なんだと思いました。

紅茶くん
今回の参加作品のほとんどは映像的な時間の流れかたをしていますが
この作品はとりわけ写真に近い時間の切り取り方をしていると思いました。
しかし映画のエンドロールが流れ切ったあとの余韻に似た時間も含んでいますね。
ワンシーンの時間の長さを例えたらVine動画ぐらい。
<それを見ているものは誰もいない>
もしかしたら、なんですが「誰も見ていない」ってもっとも美しいかもしれません。
こうやっている今も、どこかに誰も見ていない水の動きや光の反射
または誰も見ていない美術館に飾られている絵画とかがあるのかと思うと
ちょっと気持ちが昂ります。

さわ田マヨネさん
花火が天に昇ってゆくすがたは神龍のようだ。
ひとつの願いが叶えられて散り散りに飛んでゆくドラゴンボールは花火のようだ。
そうか、龍って卵から孵る生き物なんだ。
ヨード卵から孵った手のひらサイズのドラゴンが
部屋の中をゆらゆら飛んでいるすがたを想像したりして
楽しむことができた作品でした。

阿ト理恵さん
言葉を扱って楽しむことを知る人がつくる作品だと思いました。
<さざんかがちりはじめ気をつけながらきみに火をつける>
<ふみしめてふみはずさず踏み込み踏み越える>
このような、短歌からの応用が配置され
小気味よさを端々に感じます。
いちばん技が光っていた作品です。
  • sample
  • 2017/03/27 (Mon) 03:10:44
kyouhei tanakaさんに1票です。
カタカナと擬音の感じがとても好きでした。
阿ト理恵さんのと迷いました。
  • さわ田マヨネ
  • 2017/03/27 (Mon) 12:25:00
あまさらさんに1票です。
非常に迷いました。皆さん力作で!

最終的にさわ田マヨネさんのと、迷いに迷い。


sampleさん、コメントありがとうございます。嬉しかったです!どちらというと思考が短歌になっているので、おっしゃる通りです。言葉遊びは短歌の方が活かされるんじゃないかと思う今日この頃であります。

素敵なお題をありがとうございました。幽霊部員と言っておきながら、スイッチがタイミングよく入ったので投稿させていただきました。

紅茶くんのお題の時に時間遅れで、さわ田マヨネさんとこうださん作品があったことを、今、気づきました。そんな、うっかりものでございます。

それでは、

追記
あまさらさんがいるらしい新しい投稿サイトへスマホの方は、是非 いかれてみてくださいな!

わたしはガラケだから。みえましぇん(;_;)あまさらさんにスマホにしたらって言われてしまいましたが、頑固なわたしは死ぬまでガラケだと言いはりました、
ガラケーでも見えるようにしてくれよ〜!

と、あえて、ここで叫んでおきます、

宜しくお願い致します(^_^;)



  • 阿ト理恵
  • 2017/03/27 (Mon) 13:14:23
kyouhei tanakaさんに1票です
ナイスお題でしたsampleさん。ほどよく素敵感があって難しかったけど、良い作品があつまりましたね。
さんきゅーそーまっち、まい。どんどんやってきましょう。

感想はそれぞれの作品にレスしようと思ったんだけどやりかたがよくわかんなかったから(`・ω・´) ここに書きました。

>sampleさんへの返信
なるほどう。面白い視点をあざす。写真的にもかければ、絵画的にもなんだかかけそうだなあとアイディアをもらったのでちょっと試してみたい気分です。

>あまさらさんのやつの感想
あまさらさんは文体がおもろい、2連目がなんか不思議で、いいテンポチェンジになってる。ラストがいいな。笑って終わるやつ。ラストはさ、宮下倉庫さんのスカンジナビアが最高で何度も参考にさせてもらいましたよ僕は。それとはまた違う感じ。これは日本文学とかである淡くて爽やかなかんじ。サイダーみたいなやつだね。宮沢賢治は三ツ矢サイダーが超好きだったらしいよ(雑談

>kyouhei tanakaさんのやつの感想
すごくおもしろかった。端的に笑った。僕も町田康好きです。町田康的ドライブ感アンドユーモア。とみせかけてお題にきちんと戻ってきた。テクニカルっす。銀河鉄道小学部の構造と町田康のイントロが2連目の効果でうまく連結してるんじゃないかな。個性の時代だから自分で考えてって 笑 最後は仕掛けでおしまい。うまい。

>白さんのやつの感想
白さんのは筆致がすてき。あとこれは深読みかもしれないけど、文中では花火があがらずに、いつあがるんだろ、っていうところで終わってるから、タイトルに収束して、いつか、たぶん花火にふさわしいような季節になったときに、打ち上げることになるかもしれないと思った。僕のなかではそういうことにしちゃいます。

>さわ田マヨネさんのやつの感想
テクいしおもろい。卵で始まるオープニングの印象が、
>ゴールデンドラゴンは地面に衝突して、花火のようなしみをつくった。
に戻ってくる感じ、テクい。ドラゴンフルーツを初めてドラゴンフルーツって言ったやつ、ってのは深く考えようと思えばいくらでも深く考えられるようなことだと思った。そういうことを感じるのって詩的なことだと思う。名前をつける。魔法みたいだけど、とても詩の根元に近いことだと思いました。

>阿ト理恵さんのやつの感想
なんだか分からないけど短歌みたいだなあと思った。改行の感じだと思うんですけど。一行のまとまりの長さかなあ。なんだかポエムとは違うポエジーに奉仕する言葉だなあと思います。現代詩的なんだけれども、それともちょっとちがくて、音的な、やっぱりリズム的なポエジーなんじゃないかなあ、と思うんですけどそれもよくわかりません。独特な感じ!そうあと関係ないんですけど、僕もすごい後になって気づいたぼんやりものです。しかも前回のゴルの集計タイミングではすごい酔っ払ってたからちゃんとご返事できなかったんですけど、短歌かっこいいやってみようぜって、あまさらさんと今朝そんな話をしてました。サイト・・・スマホじゃなきゃみれないんだ。あまさらハイパー工事に期待します。
  • 紅茶くん
  • 2017/03/27 (Mon) 14:59:24
では、結果発表です。
みなさま、ご投票ありがとうございました。

――――――――――
3票
kyouhei tanakaさん

2票
あまさらさん
――――――――――

優勝はkyouhei tanakaさんに決定いたしました。
おめでとうございます。

では、次回のお題出しバトンタッチです。
よろしくお願いいたします。
  • sample
  • 2017/03/28 (Tue) 00:32:14
遅れました、、、すいません。
皆さんコメントありがとうございました。とても嬉しかったです。投票もありがとうございました。

僕は白さんの作品に一票入れようかなと思っていたのですが、疲れていて寝てしまいました。申し訳ありません。

ゴルゴンダの元気が最近ないなぁと思いつつも、参加できてなかったので、参加できて良かったと思っています。
今回は色々な種類の作品が集まったいい回になったのではないかと思っています。
ガラケーでも参加出来る場所目指してがんばりまーす。

それではありがとうございました~
  • あまさら
  • 2017/03/28 (Tue) 08:27:42

返信フォーム






プレビュー (投稿前に内容を確認)