即興ゴルコンダ（仮）

豚みたいだな俺はと思って
誰か参加してくれるといいな
みんなありがとう
また来ます

軽さに　憧れる
一匹の豚
高窓から　さしこむ光を
ちりあくたが舞い上がるように
わたしも　浮いて　かろやかに歌いたい

シンデレラが城に　もしも　いけないとしても
飼育された豚が小屋がでれないとしても
かならずしも　不幸とは限らない

ふと
みあげると
一条の光のなかに
一匹の豚が　浮かぶ
音楽になる
すべての風や虫の音　鳥の声
豚(トン)デルン　飛んでいる　富んでるん

かるさ
さえ
あれば　とんでいけるん

撮影旅行に出かけると
孫子の兵法を聞かされる
豚の生活も少しは活性化しそうだ
続いてやって来るトーエネックの
電気工事車両は東側の
線路を超えた地に来て居ます
撮影旅行の地の庭に出る前に
村雨が降って来て一郎と太郎が
雨宿りをしていた
家に帰って来ると
政治家の野呂田芳成が来て居た
ロボットの様に鎮座して
六人の部下を連れて
八人の側室までいた
アリバイ作りが巧妙で
報道写真家の丸賀連や
不動産王まで連れての
大名行列だったのだ
豚の生活もこれで少しは華やごうと言うもの