雨音の聞こえない朝
よろしくお願いします!

  • 2018/01/11 (Thu) 21:44:47
雨音の聞こえない朝
真夜中なので
コーラルソングを歌っていると
魔女がやってきて
みんな燃やしてしまった

だれもいないガス焜炉の前で
焚き火をたいて
本を燃やした

だれかいないの

宙返りして
わたしを待つ

だれもだれもいないので
自転車がなにもかもおいこしていきますが
だれもなにもこたえてくれないので
だれもなにもかもこの世からきえてしまったような
錯覚というよりは
掌握したみたいな気分ですよ
胃の中は常に
薬で溢れているのに

だれも投函しないポストなんて
何もかも捨ててしまえ
捨ててしまえば
明日また捨象できる
  • あまさら
  • 2018/01/11 (Thu) 22:28:37
雨音の聞こえない朝
ケミカルなにおいが吐き気を連れてくる
〈胃の中は常に 薬で溢れているのに〉
もう一錠追加すれば安らかに眠れますか
細胞が破壊されるならば脳みそも同じね
精度の下がったものしか書けないとして
そこで最大限のパフォーマンスするだけ
右の乳房に私が不在、でも愛されますか
次を書きたいということは何かが始まる
ということね聞こえないのをいいことに
ふられないと思っている、傘は持たない


※あまさらさんのから引用させてもらいました。
もう少し体が楽になったらまた書きに来ますね。
ではまた〜。
  • こうだたけみ
  • 2018/01/12 (Fri) 02:46:03
雨音の聞こえない朝
 雨がやんだおかげで、今朝はようやく音楽が聞こえるようになった。
 久しぶりの太陽のひかりに、詩集の頁を繰る程度の余裕が生まれる。
 病まで雨と共にやんだようなので、昼食を買いに行こうとも思える。
 こんな日はレタスとパストラミたっぷりのサンドイッチが食べたい。
 けれどきっと、値段を見比べてしまって今日もやきそばパンを買う。
 そして大して変わりのない一日を過ごすことは想像に難くないけど、
静かに味わうお茶の味が今朝は少しちがう気がする。
  • 2018/01/12 (Fri) 11:22:35
雨音の聞こえない朝
おそらくわたしはあなたといると
雨の音すらも聞こえなくなってしまうので
あなたはあなたの見つけた雨の話を
わたしにそっと聞かせてください

夜というものは地図も持たずに
筏に乗って彷徨っていくものでした
音という音をひろいあつめて
手探りで方向をさだめる
朝を見つけるために
わたしをつないでいくために

もう音は聞こえない
それはしあわせなことなのでしょう
わたしをつなぎとめていたわたしが
おだやかに警戒を解く
そのわたしにまだ慣れていないわたしがいて
小さく警報を鳴らすのだけど

消えていく波紋になりたがる
この夜の中なら明けなくてもいいと
もう一度夜に戻ろうとする

そんなわたしを許しながら
あなたはあなたの見つけた雨の話を
わたしにずっと聞かせてください

 
 
 
  • will
  • 2018/01/12 (Fri) 12:02:53
雨音の聞こえない朝(短歌 対象外)
おやすみのながい余韻はきりさめのようだね いつか晴れるといいね

ポリのふうをきるときに雨が鳴っている 味付けのりはペタペタしている

パンぽいな 雨に降られて集団が傘のぶんだけふくらむ様は

(泣く君にそっと扇風機の首をむけたら無性にカチカチいっていた)

  • さわ田マヨネ
  • 2018/01/13 (Sat) 16:48:28

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