暖房を何時切るか
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  • ぎわら
  • 2018/01/28 (Sun) 00:09:50
暖房を何時切るか
前途にあるものは幸福ばかりだと信じ混んでいる花嫁の、紅潮した頬を隠すまだ新郎が持ち上げていないベールのように目の前に積み重なっていた薪はつき、部屋はくらい。あなぐらから親ぐまがこちらを覗きながら立てるであろう鼻息にも似た震動が空気をふるわせている。がたがたがたと歯の根も合わず、煎餅布団のうえで染みだらけの毛布にくるまる。ここはどこだ、目の前がひらけてしまった。さむい、何時からこんなことに。小学生男子が女子高生が膝小僧を真っ赤にさせて雪のうえをあるいている音がする、玄関にあるあの靴からそんな音はきこえたことがない。何時からこんなに寒いんだ。誰か暖房をつけてくれ。無くなった薪の代わりなら寝床に横たわってある。 こっち見んな。
  • 2018/01/28 (Sun) 08:46:00
暖房を何時切るか(投票対象外)
意思のない川に揺られて
内に秘めた思い
勇気の所在がゴラン高原で輝く
カラーの手紙にあった
「暖房は何時切るか」
野良猫に渡されたときは
丸い兄のようなイメージ
近くにいる兄の利益がとがる
阿斗と言う息子が
破産して
兄に泣きつく
誤判が島に流れ着く
「暖房は何時切るか」
何時の間にやら手紙は教師に成って居た
  • ぎわら
  • 2018/01/28 (Sun) 10:29:46
暖房を何時切るか
北海道出身の友人ですら「今年の東京は寒い」と言う
ならば関東から出たことのない自分はまして重ね着に磨きをかけるわけである
エアコンだけで事足りずに布団にくるまり仕事の残る作業机に向かう気にもなれずにいたが
チャイムが鳴ったのは数時間前
今は布団にもう一つ温もりがある次第
自分一人ならば最高温度設定のリモコンをそのままにできただろうけれど、と
隣を見遣れども起きやしない。はてさて。
  • ブルーベリー
  • 2018/01/28 (Sun) 18:38:17
暖房を何時切るか

それはずっと先かもしれないし、
もうすぐかもしれない
  


もうすっかり
といいかけてやめた
暖房は何時点けたか記憶もないけど
まだひざをかかえたまま
あの日が見えそうで見えない僕らは
まどの外の景色がもういいよ
もういいよというまで
待ち続ける



雪降るげん

魂がここにもどるまで
君のんもわしのんも
ここにもどるまで
降りて来るんを待っとるげん
ほやから消さんでといて え
ただ一個の細胞から生まれて え
世界んすべてにつながって え
やがて跡形なくなるまで溶けてゆくじぃ
ほんで え
魂がここにもどってくるじぃ



まだ なんか

あんたのこころの中でくすぶっとる真実が
うそにならんように、うそにならんようにて
わしはただただ願うしかないんかいの
あんたのゆわはる正義てなんの事や
それで誰の魂が救われるゆうんか
自分の魂も冷めてまうんやないか
ほんでもあんたにもわしにも
まだ消されへんぬくもりがあるんやないか
消したらあかんもんが

その胸に問うてみ
わしもよくよく考えてみるわ



消さないで
消さないで
空を見上げて自分の中の Fire bird が
やがて翼をひろげる
その時まで

それはずっと先かもしれないし、
もうすぐかもしれない





  
  • AB
  • 2018/01/28 (Sun) 20:24:11
暖房を何時切るか
1859年の太陽嵐
あれもう憂さ晴らしだったよね
そんな誰かのうわさ話を
結構信じたりしていました

停電が起こってしまったら
私たちの息が止まってしまう
それは錯覚なのかもしれません
窓を全開にして
入れ換えたぜ
つめたいかぜ
吹き抜けに取り込む
洗濯物が雪にまみれる
パーツはしぶつさ
雪だるまの
まどろみはまるでどろぶね
ひだまりのなかにいたロープウェー
すこしずつほどけていく
光がひとすじじゃなかったころ
私たちの息がところどころに
いきかっている往来
オーライ
あまり急がなくてもいいんです
地球が息をきらしたら
死んでしまうかもしれへん
だからたいへん
オゾン層という保存法を
未だに地道に使い続ける
きみはケヤキ並木のことを
ケヤキ並地と呼んでいて
ぼくはそういう夢を見ていた
ながいながい連なりのなか
暖房何時切るべきか問題
玄関をあけると道があります
道のまわりにはケヤキがたくさんはえています
それはなんていうか
ケヤキな道ってかんじでした

  • さわ田マヨネ
  • 2018/01/28 (Sun) 22:14:14

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