アルペジオ、ぼくらが奏でるコードの旅
いつかぼくらは旅に出る。アルペジオが聴こえて。それはなんだろうね。

どうぞよろしくお願いします。

  • みうらあ_の_ばでぃすきー
  • MAIL
  • 2018/05/18 (Fri) 16:57:42
アルペジオ、ぼくらが奏でるコードの旅
旅に出よう
知らないところへいこう
なぜかって
それはなぜかって
イヤホンを外したら違う世界だ



音楽はポータブル
プレイリストは日々変化する

電車の中
耳を覆って眼を瞑ってる
きっとこのまま
旅には出られないまま
揺られながら揺れているだけで
知っていることだけに気をとられて

緊張から弛緩 安定から不安定
ドミナントがトニックと手を繋ぐまで
四つ目のコードが眼を開けたり閉じたりしながら
それを見守っている

鼓動を軽く飛び越えるリズム
タイトなドラムスが小節の最後で遊んで液体になる

そこへ滑り込んでいくピアノの伴奏と
ギターの弦から放たれる一つ一つの音程が
右から左から重なりあい

調和した不協和音となっては解決されていく
物語よりも物語る泡がある
それが弾けて一瞬だけ死ぬような感覚を覚える
その意識ですらどこか深いところで反響する

繰り返す



イヤホンを外したら違う世界のようだった
いらしゃーせの声に倍音を感じた
生活の音は溢れてはこぼれていったが
音にならないことが多すぎて
だからいつも音はきれいに思えた
空気が振動した

イヤホンを外したら違う世界だ
さっきまで耳元で流れていた曲は
もうぼくの口元まで出てきていた
知らないところへいこう
旅に出よう
アルペジオが鳴り止まないうちに
音にならないこととか
ここにはないこととか
を探しにいこう
なぜかって
それはなぜかって
イヤホンには世界を変える力があったから



線路はどこまでも続いていた気がした
ぼくらはそのリズムにものって自分のリズムで
少しずつずれたアルペジオだった
  • はさみ
  • 2018/05/19 (Sat) 14:15:53
アルペジオ、ぼくらが奏でるコードの旅
まウちメあアわワせセ
おオとトとトいイのノ
じジゆユうウにノじイ
もハよキりチえガきエ
まリちョびウとアはシ
こモなツいレこテとタ
しハっシてッたテわタ
こコいイびビとトのノ
てナいヲぎヨなンどダ
くクそソくクらラえエ
ひヒぐザれシまマでデ
まワっラてッたテのラ
わナたツしナだンけテ
あダいイしキてラるイ

こーどをかいどくせよ
  • こうだたけみ
  • 2018/05/19 (Sat) 15:52:56
アルペジオ、ぼくらが奏でるコードの旅(投票対象外)
Flipper's Guitarがヘッド博士の世界塔を目指して東京を出発するニュースを受け取った僕は初夏の気持ちを思い出す。窓を開けたままに「BLUE SHININ' QUICK STAR 」のアルペジオを聴きながら眠りにつく。小山田くんとオザケンは六本木の坂道をおりながら僕をね、手招きしたんだ。

「彼方にね消えていくような曲がいいと思うんだ」とオザケンが僕に話かけてくる。とても無邪気に。
オザケンは振り返って小山田くんに訊く。
「コード譜は転調にしといたけど、アルペジオはいいよね?」
小山田くんはくだらなそうに眠たくなる視線を僕に向けながらオザケンに云う。
「日常的なアルペジオ・・・・・

目が覚めたら水色のシャツにてんとう虫が望遠鏡の方角に向かって羽を広げる
沈黙の世界は猫の眠りで旅を始めるのは犬が吠えるからだと哲学的な悟りを得た

それは錯覚ですねとグルーヴチューブにBGMを変えたら朝になった
  • みうらあ_の_ばでぃすきー
  • MAIL
  • 2018/05/19 (Sat) 16:25:37

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