クリームソーダの隣に並ぶとほろ苦く大人びて、
アイスコーヒーの隣に並ぶと甘く子供っぽく見える
あの子の思い出はいつも、コーヒーフロートのような味がする
雨が降り始めていてなんとなく感傷的になっても中途半端に暑くて長くは続かない
ウキウキにもセンチにもなり切れないこんな日は、
炭酸という気分でもなければ、麦茶でもジュースでもただのコーヒーでもない
ホイップクリームよりも曖昧な、溶けかけたアイスの、あのあわあわが必要だ
あれは甘いのか、苦いのか
少なくとも、ひんやり心地いいのは確かだ
- 白
- 2018/08/07 (Tue) 19:30:36