それとはなしに
なぞの ニュアンスを 題名にしてみました。
さて どうでしょうか?

  • るるりら
  • 2019/04/18 (Thu) 22:44:13
それとはなしに
しみったれた半生だった
クソガキとして有名だった
人を憎んでやまなかった
羊だって嘘をついて死なせた

だからって死んだ方がいいとは
何処の誰も言えなかった
胸に手を当てればすぐに分かる
皆償えない罪にまみれている

空が青く澄む事に幸せを感じ
人の役に立つ事を率先してやる
たったそれだけの働きに
投じられた身を軋ませながら

それとはなしに君は私に
誓いのキスをするのが好きだ
暗雲垂れ込めた世界で
悲劇性を更に深めようと
  • ネン
  • 2019/04/18 (Thu) 22:55:58
それとはなしに
つぶやいた言葉が届いてしまうことがある
それとはなしに
腹筋を始めてみたきっかけは誰かの一言で
それとはなしに
誰だったか探ってみても思い出せない

大切な人の言葉に傷ついてしまうこともある
それとはなしに
あ、なんでだろうって自分の心を探ってみたら
それとはなしに
他の誰かに言われても忘れてしまうと気づく
それとはなしに
あなたの大きさが広がっていく
  • 2019/04/19 (Fri) 19:18:35
それとはなしに
短くて黄色い
クレオンのオルガン
まもなく
携帯電話から
みみずがやってきます
ずんちゃっずんちゃっ
リズムってなんでしょうか
おしえてください鍵盤先生
先生は中国語をゆっくり話してくれましたけど
何をいっているのかわかりませんでした
わかりませんでしたので
とても楽しい音楽にきこえたのです
わたしのみみずも
キラキラしてますか?
先生は、こういいました

まもなく
世界から
やってきます
きます
きます、、、
きますぅ、、、、、
ぅぅぅぅうう、うううううう
あぁあぃいままでどごにいらっじやづだのでじようが
戦火に焼かれた
わたしたちのおうち
お墓、庭の草ばな
くまで、物置の心臓
泡沫の泡方
栗饅頭に、むらがる、わたあめの素

ずんちゃ
やってきますぅみみをすっとひらいて
うたは先輩のために
おぼえたんです
健気でしょう?
かながわでカミ様にオイノリしたんです
だから
、だからここで
友達になってほしいんですぅ
ぅぅぅぅうぅうぅ
鼻血じゃ、鼻血をもて
もったらにぎれ
フラフラにフラダンスじゃけぇ
ずんどこずんどこ
火山も噴火鞄から家鴨口
これから出社
そんな冗談抜きで
  • たるぱぱ
  • 2019/04/19 (Fri) 19:21:25
それとはなしに
お婆さんが孫に微笑む
嫁は息子を抱き上げる
私はそれとはなしに微笑む

春落葉がいっぱい落ちて居た
烏頭を見てしばし佇む
虹から産出される兪に
湯から上がった私は
それとはなしに微笑む

それとはなしにそれとはなしに
それとはなしに私は川沿いを歩く
ニーチェの妹が犬を散歩させていた
私は三度(みたび)それとはなしに微笑む
  • ぎわら
  • 2019/04/19 (Fri) 21:05:09
それとはなしに
詩を書きはじめたきっかけはなにかと問われると小学校中学年の時にクレヨン王国月のたまごの主人公に憧れたからと答える。彼女の書く詩にはあんまり興味を持てなかったけれど詩を書く女の子にはとてもとても憧れたのだった。とかく夢見がちな幼少期だった。大千世界の仲間たちはいると思っていたしアウリンのついた本も実在すると思っていた(もちろんファンタージェンもね)。のはらうたとことばあそびうたが好きだった。友達は数えるほどしかいなかった。公園に一本だけ生えた柳の木に心ではなしかけていた。散歩の犬が集まる築山にのぼっては犬を撫でた。世界は、わたしの中だけで完結していた。

私が、未来の塊でなくなったのはいつのことだろうか。一枚、二枚と子供を脱皮するにつれわたしの世界の構成員は増えていく。言葉を道具として扱っているとか言葉遊びはくだらないとかあれを読めこれを読めとか知ったようなことを言う人たちのなかで、私はわたしを見失ってしまった。書けなくなった、書けなくなった。

六年ほど前、言葉と遊ぶ人に会いました。私も遊んでいいのだと許されたようでした。言葉で遊ぶんじゃなくて言葉と遊べばいいのだと、教えてもらってから私の世界はわたしの世界につながれました。だからそれとなく行ってみようと思うんです。あの頃のわたしの幻影、それと、はなしに。
  • こうだたけみ
  • 2019/04/19 (Fri) 22:19:35
それとはなしに (対象外)
さいごの さくらが さよふけて
まんげつ まんまん みちている
ほおづきのような ともしびを
つなげて うたを うたいましよう

去ってしまいそうな 桜のいろを
きえてしまいそうな かおりの時間を
若葉も きっと もっている
やがて 落ち葉となったとしても
桜の気配は することでしよう

さくらは さいごのさいごまで
さくらのまま
その葉は大地に かさなりかさなり
朽ちて葉脈だけとなった冬の日は
レース編みのような繊細さで
いとけない生きもののために
やみから悪意を濾すのでありましよう

さくらは さいごまで すなおなままに
たとえ枝を もぎとられ炎に焼かれたとしても
えもいわれぬ恍惚の燻製となって
たましいに そっと かたりかけるのでありましよう

それはそれは それとなく
天にものぼる やさしさで
  • るるりら
  • 2019/04/20 (Sat) 00:07:37
それとはなしに(遅刻)
それとはなしに、
涙がでてくる、
朝、
さんざんな、しのかげ、
蜥蜴のしっぽきり、
むき出しになったひとびとの本性に、
あくびがでたのだ、
にゃーん

それとはなしに、
はなしをしないか、
かいがいしくも、いきているひゅー
まん、エラーですってば、
きちんと入力していただきたかった、
うさぎの前足、
いわしのあたま、
あなたのお守りはなぁに?
井戸かな、
ぼくの小刻みふるえる昔話、
故郷にフルイドがあるんだ、
じもとではみんなそのカケラを持っていくっす

腰がいたい、
パソコンのまえにいるだけだなんて!
なんとはなしに、はじめただけ、
しのかげ、しのかげ、
お守りは、
どこにあるのかねぇ?
にゃーん、
井戸かな、誰かのなきごえがきこえる、
ここの井戸水はしょっぱくて、
だれもが地元を棄て、
カケラも残ってない。
  • 生卵喰鳥
  • 2019/04/20 (Sat) 06:45:42

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