西の玄関口で小さな小鮒の群れが、翡翠共に食べられていた。帽子を被り、膝の上に這い出てきた人工蟻を右足で粉々にしてしまう。近くの自然公園の近くには、建て壊しされる予定の団地がいくつも聳えていて、マラソン選手が練習するためのいいトラックみたいになっていた。この土地は女の子が多くて、クラスの大半が女子生徒で埋め尽くされている時、学ラン姿の男達は、町のゲームセンターにたむろして、タバコを吸い合う女子高生達を馬鹿にしていた。馬鹿にされたブレザー姿のマネキン達が、夜のホームセンターからネイルガンを盗んできて、改造を加え、改札口の監視カメラの位置に罠を仕掛けていた事は今でも内緒だ。ボクサーパンツの売れ行きが悪くなった事も、ショーツのデザインが頻繁に変わることも。コンビ二からあらゆる充電器が一斉になくなった事にも、小さな群れが関係しているという統計結果が出されている。地面の下から這い出てきた、現代で言う所の地下室の住人達は、常に練習している。この土地にはおいしい果物が実る事や、未だ火縄銃を創り続ける趣味人が生息している事。馬鹿にしている方が馬鹿だってこと。吸ってはいけない事なんて、本当はどこにもないってこと。
わたしたち、常に攻撃されてますから。本当だよ。
見えない所で、誰かが鍵をあけているかもしれない。
そんな場所に全てを置き去りにしているのであれば、
置き去りにしてしまったあなたの方が悪いってこと
境界線が教えてくれるから。
いいや、くれない
- たるぱぱ
- 2019/04/28 (Sun) 02:03:11