さいすんにしっぱいしたゆうがたがきじをねだる、おちついてやりなおせばそのままですむよ、とこえをかける、わたしのふところはかるい、
トゥビー、オアノットトゥビー、とりつかれたあかいおかのうえで、ジェネラルはひとりつぶやく、これはひとのセリフだが、わりにきのうするものだ、とおりがかるはねのようにかるいわたし、はふきとんでゆく、このさいかどがたってもいいの、やぶれることはないでしょう、かどがたってもいいの、
スープをにるゆめをみる、だいどころのかべはあぶらでかたまったようになっている、そのてつのごとくのうえ、ぎんいろのなべのなかで、
とうのたったきゃべつはつえのよう、しかしたべられるものはのこっていない、といわれあるいていくわたしのうしろあたまはじゅうがんにつっこまれる、ジェネラルはとおいおかのうえ、そのうではしずむひをひきとめるようにのばされる、ひとのからだのなかで、はじけとぶような、そのかたまり、
- エカテリナ
- 2019/08/04 (Sun) 01:33:55