即興ゴルコンダ（仮）

このタイトルでお願いします。

川に払いに行って
川に落ちて居たゴミを
気にしなかった
私の目はペットボトルを
視認していたのだが
私はますます地球に
詳しくなるばかりで
美しい香りが
極暑を漂った
抵抗の祈りは
川面に消えて行く

ブラック、国書、酷暑
国家、父
無一文で可能性も能力もない
分断されている
お前に覚悟があるのか
君が歩いて、僕がそのあとに
そのまた後ろに見知らぬ誰かが
まるで群れをなす魚のように
いやそれは幻視か
私は祈りたい　マリアのように　母のように
「お前のためなら命をあげるよ」
女性がみんな逃げだした
まるで群れをなす魚のように
アロワナて水槽の中で一匹で泳いでいたと思う
それが希望か　だから終わりか

ここから連れてって
地獄以外の何処かへ、

神様は泣く為に
人間に心を与えた

全てが死に至る道
全てが事切れる為の嘘

君は自分以外の何一つとして愛してなんかいなかった
酷くまともな顔をしながら壊れてしまった

夢を見させて
月が薄く空へ溶けてしまう前に、

明日を歌う鳥がいて
子ども達が笑っている

それでもいい、
いつもあなたはそう言って

世界を丸呑みにした大蛇が
卵を一つ産んで

ああ、そうだった
あなたはそう言って