怪獣達はプリンをつつきながら、頰に夕顔を乗せて、午睡の中、魂が老けていく幽霊のような口火るを尖らせて、遠足のお菓子の品評会を始める。携帯越しにみている、妙齢の一反木綿が、フリック操作で様々なペラペラのソーシャルゲームで時間を潰しながら、体の柔らかさがもう少し増えればいいのにと、間食を繰り返している。甲子園が終わってしまったので、やることがない。わけでもなくて、大学受験がいよいよ始まるみたいに、これからの将来に向けた生き方の模索が始まろうとしていた。というのは嘘で、今をあっけらかんと楽しく生きて、過去や未来の約束事を忘れる事も大事かもしれない。というのも嘘で、そういうのも果たせなかった後悔の先に残った傷跡みたいなのがジリジリと広がっていって全てをキリ/サクのかもしれない。カースドジャベリン。床無し沼。携帯の中のロマンスカーは海月を頬に讃えて、新しい線路を走る。木綿生地の上にペーストされた透明な海月は区別のつかない。模索されても気づかない物語に印象派はいなくなり。アイスクリームシンドローム。溶けていった。夕顔の花の奥で冴え渡る白い子宮の上に重なり合う夕焼けの代打色、ばったーは空振りで、次のバッターは左中間にうまくボールを飛ばしたというだけの違い。スマホの上でそれを俯瞰してみる。妖怪。そんな事は興味がないので、今日はタバスコを作って写真にとり、海月の上にペースト。赤い夕焼けのくらげがスクイズ。ツイッターでいいねがもらえた。これで今日はおわり。全てのお話にふなっしー
- 雨皿
- 2019/08/22 (Thu) 18:38:50