即興ゴルコンダ（仮）

こちらでお願いします。

どうかな、人来るかな。
投稿してくださった方には感謝を込めて、
僭越ながらひとこと感想を書かせていただきます。
よろしくお願いします。

光に照らされ 透けて見える川底
流線型の魚影が うつくしい
フォーメーション

薄雲が川に陰りを与えると
失われた魚の影
代わりに現れたのは 鱗の煌めく魚たち

わたしは、だれとも 会いたくない
美しい魚影を見ていたかった
あふれんばかりの 光の中で
ときより
融合しあう魚の影を

影を、慕って
いたかった

あなたに会いたい
私の灯火
あなたの笑顔
私の芯に灯る温もり
私の身を溶かす熱
燃える
灯る
会いたいと焦がれ続ける限り

あなたはまだ同じ熱を持っているのでしょうか
あの光の下にあなたがいると知りながら
私はまだ走り出せない

遠い昔に出会った
今ではもう
全てが過去だから
それは一つの死に近い

物言わぬ人が
最も賢いのに
世の中を統べるのは
饒舌な鬼ばかり

甘言を吐き
真実を見誤り
責任を放棄し
踏み倒してゆく

自分の為だけに
生き長らえる為だけに
己をまやかす
鬼ばかり

雨だし、寒いし、眠いし、遠いし、お金ないし、疲れるし、興味ないし、時間ないし、だるいし、お腹すいたし、足痛いし、話すことないし、好み合わないし、顔忘れたし、声も忘れたし、むしろ嫌いだし。

まあちょっと、言い過ぎたし。

誘ってくれたら飛んでいくのに会いたくなくなんてなくなくない？　手のひらは返すためにある。焼き餅も手も、よく焼いたら食べてしまって。

朝からのきみはちょうど
とれかけのボタン
ビルの横風
ゆるくゆらりと
地面に寝そべって
散らばる
糸くずたちのほつれ


空を飛ぶ夢をと
眠る
くぐる電線と
しゃぼん玉

すべては死に、いつか還る
夕暮れは、誰かをみつけ抱擁を
それなのにと、くださいと、曇り
でも、と、僕だよ、と
みつけた指は
くず糸を解いて
会わないでいようとする