ピーティクル・パーティクル
この題名でお願いいたします。

  • たかは
  • 2021/02/11 (Thu) 21:56:05
ピーティクル・パーティクル
べるるとるるべは まわりながら
唄をうたっている
べるるるるるる
るるるるるるべ
単車の荷台の女の子が からのバケツを三つも抱えたまま
とおさんの背中に しがみついてる

顔にあたる潮風は
幽霊船の匂いがして みんな まだ いきている

ピーチクルパーティクルは 光をまき散らすから
髪が草原になる 
「空がピンクだよ。パーティだよ。」
はらっぱも うなばらも いっぱいのピンク
とおさんに 大きな声で伝えようとするのだけど
風下の少女に聞こえている鳥の歌や潮騒のおしゃべりをしてみせるけど
「とうさんは きこえんぞー」

「貝掘り鬼ぃ!」と叫ぶと、それだけは 通じた。だって、海につくと
からっぽだったバケツに 貝が みるみる集まるんだもの




明日の朝には
少女は 鬼子母神になって
かわいいアサリたちを
バケツいっぱい たいあげる

  • るるりら
  • 2021/02/12 (Fri) 13:18:16
ピーティクル・パーティクル(投票対象外)
さえずりのように惹かれる、東京の、飛び地までの歩道のうえに立っていた、もしくは歩いていた、長髪がゆるやかなひとたちの、肌理のこまかな衣服のまわりから漂うにおい

あのひとも、あのひとも同じような格好で、同じように感じた、眼鏡が曇らぬように空けていた鼻腔から、春一番ですぐに散ってしまった、塀の向こう側で、桃の花が咲いている

おしゃべりなひとは、いなくなってしまった、息を継がせずに、はなしをして、句読点と読点のおかれるピッチが、短くなっていって、効率的ねと、もてはやされた

北国には、まだ、雪が舞っている、パーティクル、重力と、摩擦によって、あんな、ふうに自由に、決められた、法則のもとで

おしゃべり、なひとが、結果論で締めくくる、2020、がもう一度来るのなら、あんなに急ぐ必要も、なかったのにね

言葉、も戻ってこなかった、イルミネーション、反射して、パーティクル、かけらかけら、数ナノ、グラムの、全体、主義に、拒まれ、て
ピー、ティ、クル、パ、ー、チ、クル、、
  • たかは
  • 2021/02/12 (Fri) 18:17:06

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