結果発表〜!
白さん 三票
まいきーさん 一票
白さんの優勝です。
おめでとうございます!
次回のお題をお願いします。
さて、久しぶりの開催でしたが、ご参加くださりありがとうございます。
投稿してくださった三名の方に感謝を込めて、今回もひとこと感想(というには長い?)を書きました。ご笑覧ください。
白さん
ずっと、語り手が最後に「布団をかける」相手は誰なんだろうかと考えていました。帰宅して自分でハンガーに上着をかける語り手は、自分でよそったごはんに(誰かが作ったor自分で作り置きしたorレトルト?)カレーをかける。気分次第でかける音楽を選び、休日の「ティータイムにはスコーンにたっぷりとメープルシロップをかけて/ゆったりと椅子にかける」こともあるらしい。ということは、独り身で悠々自適な暮らしをする人物かと思っていたら、最後に「あなたには布団をかける」とくる。「あなた」って誰?? 「布団をかける」という動作から幼い子供を連想したけれど、子供が小さいと「ゆったりと椅子にかける」のはむずかしいかも。病気で寝たきりの親などの家族に「布団をかける」ことも考えられるけど、介護生活を「平穏な生活」と表現するかは微妙なところ。語り手の帰宅時間が遅くて先に寝てしまったパートナーに「布団をかける」という線も考えたけど、「その余白には詩をかける」という一行が差し込まれることで語り手の孤独感が宙に浮いて点滅している感じがする。というわけで個人的には、語り手は「あなたには」と言いつつ自分に布団をかけるのかなあと思いました。おおっと、こうだの孤独が反映された解釈。笑。
こひもともひこさん
獅子のような姿をした詩神を捕まえようと、語り手があれこれ仕掛けてカーチェイス的な追いかけっこを繰り広げる様を描こうとしたのだと解釈しました。漢字をひらいて文字を足して意味をずらす。これめっちゃたのしいよね〜私もやるやる!ってなりました。でもやってる本人はたのしいのだけど、読む側がたのしいかというと微妙なところなんだなあと気付かされもしました。ひらがなだけの詩ってパッと見ただけでは意味が入ってこないので、読む時は、どこで区切るのか、どこに意味を持たせているのかを考えながらジーッと詩文とにらめっこするのだけれど、繰り返しが多かったり全体が長かったりするとどうにも読む側の集中力が切れてしまうんだなあとわかりました。もちろん、書いているこひもさんがたのしんでいることはよくわかるし、そんなこひもさんを見てると私もたのしい気分になります。ただ、私が直接この詩をたのしめたかというと、うーんだめかも…ってなりました。単に私が長い詩を苦手と思っているせいもあります。ほんとすんません、偉そうなこと言って。さらに偉そうで恐縮なのですが、全文ひらがなだと読み手が意味を捉える速度が落ちてスピード感が失われるので、漢字は使わないとしてもカタカナを使ってみるとか、視認性を上げるとよかったのかなと思いました。あるいは、一連目はきれいに文字数が増えているので、その後の連も山折谷折りみたいに整えて、読者の目が詩文を追いかける、みたいな仕掛けもありだったかも。などと勝手なこと言いましたごめんなさい。同じく言葉遊びを好む者として、個人的にはめちゃめちゃ勉強になりました。これから書くときの参考にします。
まいきーさん
「かける/かけない/いやかける」と「かける/かかげる/かがやける」の行が見た目もきれいに対になっていて、とくに効いているなと思いました。そしてもしかして、ちょっと今回は「かけない」なあと諦めていたけど無理して書いてくださったのかしら、と思ったりもしました。一応思いつく限りの手(Twitterとビーレビと現フォでの宣伝)を尽くしたけどあんまり盛り上げられなかったと自分の力不足を愚痴った詩をこうだが投稿したものだから、見かねて来てくださったのかな〜、なんて。思い上がりでしょうか。そうでなくてもありがとうございます。来てくれてうれしいです。ゴルにまた、かがやけるミライが訪れるといいですねえ。時々でいいからワッと十人くらい集まって賑やかになってくれたらいいな、と願っています。今回参加してくださったお三方は当然そうだと思うのですが、私もこのサイト好きなので! 私は、ゴルでは詩情や風情がある詩を投稿しなければいけないとはまったく思っていなくて、決められたお題に対して限られた時間内で「書ける」んだってことを確かめるために来ていたりします。どういうスタンスで参加するかは人それぞれでいいのだけれど、なんだろう、もっと気軽に参加してくれる人が増えたらいいなと思っています。あ、途中から感想じゃなくなってしまった〜。
こうだたけみ
最初に「かける」を漢字変換してバーッと並べて、そこから卯年だし「アスファルト蹴って駆ける(翔ける)」で終わる詩を書こうと思って悪戦苦闘した跡が見えます。お得意の連想ゲームですね。書いていてたのしかったことだけはわかります。てゆーか、こっそり自分の力不足を愚痴ったつもりがバレバレだったってよ(恥)。平謝り。
以上、好き放題書いたので怒られそうですが、年始から一緒に遊んでくれてうれしかったです。ありがとうございました!
では、またここでお会いしましょう!
- こうだたけみ
- 2023/01/14 (Sat) 22:48:16