投票は2023/07/17 (月) 19:43:02〜2023/07/24 (月) 19:43:01までです。
こちらの方もどうぞよろしくお願いします。

  • 2023/07/10 (Mon) 19:50:27
こうだたけみさんに1票です。
どもです。

日常のような、非日常のような世界観に。

あと、時間外でとても残念ですが、
まいきーさんの、殺意が鳴らす風鈴の音色に
背筋が冷えました。


愛萌
  • 愛萌
  • 2023/07/23 (Sun) 13:43:03
博喜さんに1票です。
文字数は少ないですが、必要なものは十分に詰まっていると感じました。
  • 2023/07/23 (Sun) 20:33:57
以下の経緯で愛萌さんに一票いれたいです
白 バランスとれてる
ぎわら かなりグキグキしていた
愛萌 たいへんよかった
博喜 かなりのミニマリズム
こうだたけみ あっちゃこっちゃのいきかたがいい
まいきー 携帯で読んだらよくわかんなかったがPCで見たらしっくりきた


吉本隆明は、「言語にとって美とは何か」の中で、言葉の意味を2軸の座標に置いて示した。自己表出と指示表出とという啓発セミナーギリギリの隠語みたいな用語で、感動詞から助詞助動詞とはじまって動詞代名詞名詞に終わる扇型を表したり精神病(心的現象)を二軸の上で表現したりする。これでいわゆる言葉や感性の「価値」というやつを表そうとした。通貨の価値、みたいなもんで、芸術の価値を2次元の座標ではかろうとした。実際、これを図で見せられると異様な気持ちにはなる。
この若い頃の発見に、老境の吉本翁はしたり顔だったが、たんなる座標になんだってそんな価値があるのか、読み初めは良くは分からなかった。
感情と理屈の二元論、似たようなことはじつは夏目漱石も文学論の中で言っている。ここではFが意味でfが感情だ丁度Fが指示表出、fが自己表出にあたる。

しかし、呼吸や歩行とほぼ変わらない詩をく書くという日常的な行為を前に、なんだってへんてこな理屈が必要になるんだろうか。

理屈の世界がほとんど失われて、意味の価値付けが甘くなれば人はそれを相対論と呼ぶだろう。みそもくそも、韻さえふめはなんでもありの世界。例えばこれは、パノラマ島、だろうが硫黄島だろうが、同じ島として等しく捉えるような考え方だ。しかし実際にはパノラマ島にはパノラマ島の、硫黄島には硫黄島の歴史や血塗られたかなしみやよろこびがある。価値がなんでも相対化してしまったら現実と混在すれば尊厳をないがしろにする事態もあるかもしれない。金(言葉)で何でも買える世界といえばいいだろうか。まあ、実際がそうじゃないのもよくわかってはいる。
マーケットに流通する作品が如何に曖昧だったとしても、市場での評価はいまや圧倒的だ。Disney+のアベンジャーズに打ち勝てるフレーズを個人の韻文が生み出すのは不可能にも思えるが、インフルエンサーの一言がある人にとっては天啓のように聞こえてしまう。結局、こういった日常の仕組みを支えているのは相手の優しさだったり、友愛だったりする。

文学ができた頃から、いやもっとそのまえから、愛情を媒介してきたのは記憶だ。この記憶というやつは、シャノンの情報理論と相性がいいし、漱石、吉本が言ってた二元論も、記憶においてはエピソード記憶(自分史:f:自己表出)と意味記憶(人類史:F:指示表出)という分類で分けられる。シャノンの情報理論でいうならこれは情報と符号(記号、コード)だろう。表現の中で自分のエピソードが強すぎたらひとりよがりになるだろうし、意味が強すぎたら感じることがなくなってしまう。エピソードと意味の間のいい塩梅をうまく狙ったところに、人の記憶にすみつくよい作品が棲んでいる。シャノンの考え方自体は、今使ってるインターネットのしくみをだいぶいい感じにしてくれた。

シャノンの情報理論は詩人にとって一言の中にどれだけの気持ちをぶちこめるか、と言っているに等しい。それは、送り手が勝手に決めていいんだよとも言っている。と同時にその詰め込まれた思いが、読者にどれだけ届くのか数式でしめした。それは通常驚きとともに読者に受け入れられるもので、媒体を記憶におけば、とにかく作品は記憶にとどまらなければ意味を保てない。かといって全く知らない言葉じゃ意味が通じないし、すべて意味が通じで見たことある情報だと、新鮮味がなくて書いてる意味がなくなってしまう。
じゃあその適切な塩梅は、というと、TPOや関係性があるわけで、塩梅をとらえるのに座標は使ってもいい概念だし、これは先に示した相対論でなにもかもがすべて同じになって人の尊厳が失われてしまう、というものの見方とはちょっと違う。

AIやら立体技術その他のはたらきによって、すぐに、望むだけで誰にでもなれる時代がくるだろう。かだらや記憶も交換できるようになるかもしれない。詩の言葉がザイルのようになって何かつなぎとめるはたらきをしてもらったら、これから起こるかもしれない不都合のなかで、ずいぶんと過ごしやすいんじゃないかとも思う。
  • A
  • 2023/07/23 (Sun) 21:04:30
Aさんに一票です。
声に出して読んでいて、一番しっくりきたので。
(たくさん朗読させてもらってるからというのもあるけども)

「退屈してないか?と父が尋ねる/まあぼちぼちやってるよ」

この二行に心をガシッと掴まれましたよ、おとーさーん(泣)!
「以下の経緯で〜」は私にはちょっとむずかしかったのですが、
「あっちゃこっちゃのいきかたがいい」と言われてばんざーいってなりました。

愛萌さん、貴重な一票をありがとうございます。
先日、仕事帰りに少し歩こうと思って二つ先の駅へ向かいました。
ところが近くでイベントがあったらしく入場制限がかかっていて
人がゴミのようでした(暑さでやられてた)。
仕方なしにさらに一駅歩くもそこも人だかりで、
結局四駅歩いて汗だく朦朧、というのを詩っぽく書いてみました。
いやはや熱中症に注意ですね〜。
  • こうだたけみ
  • 2023/07/24 (Mon) 01:44:30
愛萌さんに1票です 。
金木犀、祭囃子。
秋が待ち遠しいです。
  • 博喜
  • 2023/07/24 (Mon) 08:18:07
Aさんに1票です
悩みに悩んでAさんに1票です
なんだかすごく惹かれるのですが言語化するのが難しいです。
  • まいきー
  • 2023/07/24 (Mon) 18:43:22
結果発表です。
皆様、ご参加ありがとうございました。
 Aさん 2票
 愛萌さん 2票
 博喜さん 1票
 こうだたけみさん 1票
で、先に投稿されたAさんが優勝です。おめでとうございます。
Aさんは次のお題をお願いいたします。

 ぎわらさん
太志と「俺」の寄り添えていないのに寄り添ってるような関係性が面白いです。
人と人の関わりは綺麗に上手く噛み合うばかりではない、でもなんとなく上手くいってる気がして、不思議ですね。

 Aさん
砂漠という言葉には荒涼としたイメージを抱きやすいですが、この詩では、開放感や豊かさのある正のイメージが残るのが心地よい読後感でした。

 愛萌さん
このお題をとても綺麗な詩に仕上げていただいて、嬉しく思いました。
季節が巡った上での今、この夏を唄っているのが素敵だと思います。

 博喜さん
これだけの文字数なのに不思議と大きな広がりを感じて、惹かれました。
エアコンの設定温度にも人それぞれ性格が出ると思いますが、両極端な設定温度の件からの「君たち」がとても幅広く感じられて、そこから改めて読み返すと「風鈴を鳴らす色」を書くのに必要十分なものがピタっと揃っているように感じました。

 こうだたけみさん
あ、かき氷たべたい、で終わるのがなんか好きです。
ふわふわと空想の中を漂っていたのが現実的な肉体的欲求に着地する感じですね。
日常の経験をこんな風に詩に昇華できるセンスが羨ましいです。

 まいきーさん
私がお題を出した時のイメージから最も遠い感じ、期待していたものの真逆な感じなんですが、むしろそれがイイです。
臨場感が凄かったです。時間外が惜しいですね。

 白
投稿をほぼ諦めていたのですが、投票のために全作品読み返したら「書ける感じ」が来たのでさらっとですが書きました。
お題出しに添えた文章は、幼児向けの動画のワンシーンを見たまんま文字に書き起こしたものでした。なんとなく惹かれたので。

私の「なんかいいなあ」が色々な味つけをしていただいた感じで嬉しかったです。
改めて、皆様ありがとうございました。
  • 2023/07/24 (Mon) 21:14:21

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