即興ゴルコンダ（仮）

これでお願いします

ことのはが
せいいっぱいに
ひろがる
めはあっても
ねがないから
ああいまかぎりだと
しょをすてまちへ
じかくてきに
えいえんへ


永遠に句点を打つ。
そこから収束する
来年の10月の月が
今夜、かけるように

エアコンをつけたり消したり
煩わしい
枕元
iTunesが
いつの間にか
永遠と枕の距離を測り
そんなメロディの一小節

夢の中で
iTunesをオルゴールへ変換しては
情報も法則には逆らえないから
そうだね、
そうですね。

そうやっていくしかないことだけは
まちがいないなと
想って
今日の夢が消え凪に眠る
詩はなんだっけは
明日考えてみることにする
明日の月は
今日より少し明るいはずだ

一つ、人一倍の幸福を
二つ、再び起こし味わうために
三つ、見つける日まで参加して
四つ、幸せのネタ横流し
五つ、いつか夢みたご報告
六つ、娘産まれて肌白く
七つ、流れし血を表し
八つ、やがて繋がる末広がりの
九つ、この道は老いても続く
十、疾く祝うのが重要です。

人が幸福になる算段は至極簡単で、ロクな奴でなくとも重要ではないのです。
そのためには、金額も世間での評価も順位も関係ありません。
ただ、幸せを感じて噛み締めればいいのです。
などという詩を練りながら煮込んだカレーが出来上がったので、とりあえずこれでも食べて幸福になりましょう。

あの人となかよくなりたいのに
友人がぼくを気に入ったからと言って
あの人は何かにつけ友人に引き合わすのだ

片想いのぼくと
片想いのあの人の友人と

あの人は
友人の気持ちは後押しするけれど
ぼくの気持ちなんか見ようともしないで
ちょっと迷惑そうな顔で笑うから
ぼくはかなしくなってしまう


　　という話をしたら
　　「中学生の恋愛かよ」
　　「モテて幸せじゃん」
　　とからかわれた

　　幸福は自ら感じ取るものであって
　　勧告されるものではないと思う
　　ぼくは両掌を頭上に掲げ
　　声の代わりに音を上げた

心の中の幸福の扉を
微笑みの鍵で開けよう
一歩ずつ穏やかに進もう
迷子の日々からの解放のため

朝日に感謝の言葉を
友情の花を育もう

困難も乗り越える勇気を
夢に向かって歩もう

愛を分かち合う喜びを
過去の痛みを手放そう
未来の可能性を信じよう

心を開いて笑おう
幸せはいつもそこにある

笑顔と感謝の心で育まれた
幸福は小さな瞬間に宿り

喜びと希望は私たちを包み
幸せの旅路は続いていく

ばんなんをはいし悪のテイコクの伝えたところには
｢生活をしよう｣
との返事が夜電文にてふれまわる
それを聞いたポッチがいう｢しかりしかり｣
と、いまのはポッチAののたもうにしかるでしかるのちにポッチbが同調しsnsで拡散、ポッチcはLINE映像でそれをのたまうにしかり
｢だいたい、こんな感じじゃね？｣いうは齢80はいったじいさんでこのひとは超聖水みたいなん飲んで溺死、溺死パワーでつるりと18、9の美青年にはやがわり、これなんか誰得なんですかね
｢生活をしよう｣
もう一度ポツリ、電気の箱は光電効果をまぶかにしたようなしくみで玲沙光線なるをまぶしこんで網膜に光、光、これが光か

ワッツツ？

たずねたのは深紅の踊り子、これがひとのせいかつなのかと吾はたずねると

｢イエス｣とまたしかり、眩しい木漏れ日がちらりとみえて、そのまま続いている
あるがまま、わがまま、それを見守る家臣たち、それを生活とよべばまたしかり

久しぶりに本屋に行った
どうももうすぐ潰れるらしい
文化インフラ消えていく
悲しいけれど経済の流れ

それはそうとて書棚を見れば
自己啓発本多すぎない？
「〇〇したければ
　◇◇しなさい！」
「★★をやめれば
　●●になる！」
えらい指図してくるやん
「お前は不幸だ
　これ読んで幸福になれ！」
って命令されてる気分になる

潔く負けを認めて
俺の言う事を聞き
幸福になれよ、と
コーフク勧告かい
己が幸福か不幸か
己以外が決めるな

こちとら無条件幸福
一切の条件を求めず
ただ在るがまま幸福
年中無休終日営業で
幸福なんであります

と粋がってみたが

本屋が潰れるのは
普通に不幸である