即興ゴルコンダ（仮）

どもです。

間が空いてしまいましたが、お題を出してみます。

今日も昨日も同じような毎日で、
明確な差はないということは、
実は幸せなことなのかもしれませんね。


愛萌

３秒前の君と、3年後の君が出会う、お話が書かれた絵本があったな
秒数と年数が正確だったか、冷えた缶を置いて考えたが
それをバックキャストと言うのだと、つまらない冗談を思いついて
次の行に進もうとおもった

わたしは昨日の自分と会ってばっかりで
滅多に明日の自分と会ったりしない

空港から十駅も離れていない７階の窓から
ひっきりなしに飛行機と、夜はその光が見えて
港のようでした

言葉にして安心していることはおおい
それを表すカタカナが出てこないなあ
アスピレーションが足りなくて、ニコゴリのようなエヴェリデ　ですか
一日中寝てばかりの赤子だったのだよ
いつの間にか朝に起きて、夜寝るようになって
仕事のせいで夜に起きて、朝に寝たこともある

でもそのくびきからは逃れたくて
昨日によろしくするなら
明日にもよろしくすればいいのだ

またね「

何もかもが上手く行く明日行きのチケットが当たった
半信半疑だったけれどどうやら本物らしい
実感が湧いてくるにつれて手が震えた
きっとそれはそれは幸せな明日なのだろうけれど
使うのが怖い気がした
昨日までとまるで違う明日は別人の人生のようで
躊躇いがちに手を伸ばしたのがいけなかったのか
チケットは突然の風に飛ばされてどこかに行ってしまった
その一瞬に通り過ぎていったあり得た未来のあなたの姿
忘れるにはまだ時間がかかるけれど
昨日までの私が生きてきた人生を思い出すようにして
また君と握手しよう