投票は2024/09/20 (金) 22:17から9/27(金)22:17までです
投票もよろしくお願いします

  • まいきー
  • 2024/09/13 (Fri) 22:21:22
Re: 投票は2024/09/20 (金) 22:17から9/27(金)22:17までです
言葉を道具として使いこなすのか
友だちとして付き合っていけるのか
海の深くにもぐりこんでみて少し大きめの声で胸の鳩に反響させて、自分の魂の声に届くかうかがってみる

普段使いの奴隷とは使役の対象のことだ、たいてい暴力に繋がるが、それを病人が自覚することは稀だ。まして使いこなすとなると気が遠くなる。

では言葉との友情とはなにか、きがるにとりさげ、削除し、なかったことにしてもらうことか。
明確に決めないまま壇上に経つと、これも思わぬ方法から割に合わない仕打ちを受けることもある。胸に手を当てていけば、占いよりは多少当たる状況説明にはなるだろう。なにか晒すようなとこをした時にどういうわけか我々は同じような間違いや、しうちをうけることがあるからだ。

上と合わせたら、芸事と称して顔に泥を塗られるようないたずらをされることだってあるはずだ。かりにそんなことがあったとて、だれに申し入れするよすがもなくここには木の板に書かれた古めの決まり事しか存在しない。それが心地いいとかも私はそもそも思っていない。木の板の根元にセミのさなぎみたいにしてガンツの採点機械のようなおじさんが入ってる可能性はある。だがこれは父性も母性ももたない、いうなれば木の板を化身にしたようなそんざいだ。ジツの所、多くの権威はそういう板がきのたぐいのものだ。絵に描いた餅、なかには白紙の巻物みたいな奥義継承詐欺もある。

今回たにしのように生き残る岩の下で、それぞれの生存戦略のようなものをみたが、結局手に残るのは倫理感を問うようなことがらで、多くの場合誰も興味を持たない、自分だって倫理感などどうでもいいと思っているが、腐れ縁というか、どうしてもなにか問われることに出くわす、これはいきがかりみたいなもので、第三の答えのようなものだ。

木の板に書かれた古い友人の書いたなぞかけ文はは、ここで一つ答えのようなものにぶつかる。友情はたにしのようにそこに見え隠れはする。古文書の中にも、職場のメモにも、いまならプロンプトの行間にも優しさのいぶきみたいなものを今や感じ取ることが出来るだろう。

「獅子と猫」のようにもうこんなものやめてしまえと怒鳴る存在もここにはいない 。だからといって、勝手にやれとは私は思わない。きっちりめいめいの勘定はめいめいが合わせるべきだと思う。そのためにも人がいる。その反省に出くわさないなら、機械でやっても病棟でやっても、なにも起こらないしはじめからなにもなかったことになる。ところがどっこい、人間は記憶を持ち感情を持つ。そして、道具にも友達にもなりうる、たいへんにべんりなものだ。

で、もともと準備してた本文(ことほぎ)はここからにはなるんだが、、、、

******
博士は、成果はともかく、つねに熱心に計算をしていた。その熱心さが、ひとのこころをうごかし、街は博士のその情熱をくべて燃える自律機関のようだった。(すくなくともアトムにはそううつった)。博士は、成果はなくとも、尊敬されていた。それだけでアトムには十分だった。
博士はアトムにベットを用意してくれた、ほ乳類、なかでも有袋類に先祖帰りしたような綿や羽毛でできたこの層を、アトムはすきになれなかった。アトムのからだには、そんな皮膚はひつようなかった。服も要らなかったが、博士はどこかの店から塗料をかってきて、アトムの体に塗った。
「人間は、似ているが、そうなりきれないものを攻撃するものじゃ、謹慎憎悪からくるこのギャップを「ブキミの谷」と呼んでいる。そう知り合いのロボット学者が言っておった、いや、生物学者だったか。まあよい。そいつがいってたんだが、お前はふつうの服をきてはいけないよ。まわりをふこうにしてしまう。おまえのからだは、そのままではみんなを傷つけてしまうのだから。それに、アトムよ、おまえのからだは、あんまり暗すぎる。もっと、みんなに好かれないと。人気者になれよ、アトム」

アトムには、「こうしたい」がなかった。だから、いつも「こうすべき」で行動する。仕事はいつでも博士がくれた。人をたすけたり、人を助けたり、べつのロボットを壊しその結果人をたすけたり、山や自然を切り崩しその結果人をたすけたり、ある遅れたぶんめいを持つひとびとをほろぼしその結果人をたすけたりということだった。さまざまな仕事、と博士は言うが、アトムにとっては一種類の仕事だった。それは、人を助ける仕事、だ。

ある日を境に、博士は深刻な顔をして、あまりアトムにかまわなくなった。アトムも人を助ける仕事の要領をこころえたので、政府やサービスに、アトムの失敗について余計な陳情をすることもなくなった。遅くまで、博士の部屋のあかりはついていて、一度コーヒーをいれにいったら、博士に、どなりちらされたことがあった。博士は何かをかくしたのだが、どうやら、計算尺をつかって、一度に二種類の計算をしているようだった。

* * * *
そのころ、世界は混迷をきわめているようだった。
「太陽堕ちる」というタイトルのタイム紙が巷で投げ売りされて、いつもは僻地でしかみないような顔色を、みんなしていた。
刑事に事情を聞くと、矢島正明の声でいつものように、どなりちらされた。お前は人間じゃない、お前は人間じゃない、お前に人間のこころや、恐れの意味はわからん。一生わかるものか。バカ、バカ、アトムのバカ、バカめ。
どなりちらしたあと、刑事はおちついたのか、おおつぶのなみだをこぼしながら、今度は和田文雄の声でこういった。
「アトム、太陽が地球にやってくるんじゃ、もう、我々はおしまいじゃ。」
アトムは、澄み切った田上和枝のような声で、たずねた。
「刑事さん、ぼくにできることはなにかないでしょうか?」
アトムに断る理由はなかった、ひょっとしたら、と刑事はいっただけだ。ひょっとしたら、お前ならわしらを助けることができるかもしれない。アトム、無責任はいいたくはないが、ワシらをたすけてくれないだろうか?

しつもん、なぜ、人をたすけるの
こたえ、。。。

* * * *
一通りのシミュレーションをすませ、タスクフォースと打ち合わせをすませたあと、アトムは、博士にお別れが言いたいので、といってその場をあとにした。最高のスタッフにあえてよかったです、と、アトムははじめておせじをいってみた。彼らの中には、お茶の水博士、ときくと、鼻の下を何度かこするしぐさをするものがいた。その情報は複雑すぎて、アトムにはそれが何を意味するかはわからかった。
「博士に、お別れをいわなければいけない。けれど、また、こないだみたく、どなられたらどうしよう。人間に話しを聞いてもらうには、どうすればいいんだっけ」
自宅にもどると、そこには、このところずっと計算計算で苦悶の表情をみせていた博士ではなく、晴れ晴れとした顔をした一人の老人がいた。
「やあ!、アトム、元気にしとったかね?」
アトムは、答えた。
「ええ、すべては順調ですよ、博士」
「それはよかった、たったいま計算が終わって、わかったことだが、お前の弱点と呼べるようなものは、この地上にはほとんどないことが分かったのだ。唯一問題なのは、太陽にぶつかることぐらいだ。それ以外、お前のことを心配するひつようがなくなった。だから、ワシはとってもうれしい。うれしいんじゃ。ほんとうにうれしい。」
アトムは、もう一度、さっきみたいにお世辞を言おうとおもってやめた。
「博士、いままで計算ばかりしてろくにおはなしできなかったけれど、
ぼく、これから太陽につっこむつもりなんです。人だすけのために」
博士は、くだけちった。
「そんな、アトム、そんなことをしたら、お前はしんでしまう!それはたった今わかったことじゃ、死んでしまう、死んでしまうんだ、アトム」
「いえ、あんまり博士が熱心なので、なにもいえなかったのですが、その答えは結構前に持っていました」
「そ、そうなのか、いや、そんなことは、気にしなくても良い、気にしなくて良い、アトム、保護者とは時にこういうとりこしぐろうをするものじゃ。ハハ、アッ、PTAの会合の時間だ、で、何だったっけかな?ワシ、もう一つの計算があるし、結構いそがしいし、もういくぞ」
「いいんです。博士」
アトムは、清水マリのような声でいった。
「でも、ひとつお願いがあります」
「なんだい、なんでもいってごらん」

「あなたのこと、おとうさん、て呼んでもいいでしょうか?」
お茶の水博士の顔はほころび、勝田久みたいな声でこう答えた。
「もちろんだとも、わしのかわいいアトム、アトムや、ヨシヨシ、わたしはお前の保護者だ、かわいいワシのアトムよ。今日の仕事は何時ごろ終わるだろう?今日は家でテレビゲームをやろうな、アトム。ウー、しかし、今度の計算はてごわい。ひょっとするとお前がやったほうがいいのかもしれない。なんでもたいへんな事件にまつわる計算らしいんだ、今日何時に帰れるか、留守電にいれておいてくれ、アッーPTAのかいごうが、じゃ、またな、アトム」

「さようなら、おとうさん」
アトムは仕事にもどった。

  • A
  • 2024/09/20 (Fri) 12:25:05
Re: 投票は2024/09/20 (金) 22:17から9/27(金)22:17までです
Aです
ということで、名前がいい ということで
Adam_Childさんに一票いれたいです
  • A
  • 2024/09/27 (Fri) 07:13:58
Aさんに1票です
Aさんに1票です
圧倒されました

  • まいきー
  • URL
  • 2024/09/27 (Fri) 16:32:01
Aさんに一票です。
アトムいいですねえ。
あと、なんか英語の勉強しなきゃなあって気持ちになりました。
たぶんしないけど。笑
  • こうだたけみ
  • 2024/09/27 (Fri) 19:37:05
結果発表!
Aさん2票

Adam_Childさん1票

Aさんの優勝です! 
すごかったです!

それでは次のお題をよろしくお願いします

  • まいきー
  • URL
  • 2024/09/27 (Fri) 22:25:13
悔しいー(〉ー  〈)
Aさん、おめでとう。
  • Adam_Child
  • 2024/09/27 (Fri) 22:33:42
Re: 投票は2024/09/20 (金) 22:17から9/27(金)22:17までです
即興で思い出したんだが、昔色々教えてくれたひとがブリキ人形の創作を書いてて随分感心した。
その文書をして「フェイドアウト技法」と、宮沢賢治が使うような空気感のある遠近法をよんだりするらしい。
とはいえ、技術として確固たる手筋がある訳では無いので、みんな見よう見まねで書くんだと思う。
コツは文章の透明感とかいうより、プロットだけで書く、という事みたいで。火垂るの墓の監督したひとが、ドキドキよりハラハラみたいなことを言ってたが、楽しませてくれたお礼に、自分もそのように書いてみたいなというのが興味の発端だった。

冒頭はチャペックで理由は忘れたがちょうど読み返していた。アルトマンだドラえもんだ言い出したもんで、読みたくなったんだと思う。aiに両作品について聞くとこんな感じ。


チャペックのロボットと山椒魚戦争を簡単に説明してください

カレル・チャペックは「ロボット」という言葉を初めて使った作家で、彼の戯曲『R.U.R.(ロッサムズ・ユニバーサル・ロボット)』で登場します。この作品では、人間が作り出したロボットが労働力として使われ、やがてロボットたちが人間に反乱を起こし、支配するというテーマが描かれています。チャペックのロボットは、今日の機械的なロボットというより、生物的に作られた人工生命体に近い存在です。

また、彼の小説『山椒魚戦争』では、知性を持つ山椒魚が人間によって発見され、彼らが様々な能力を活かして工業利用されます。しかし、山椒魚たちが増えすぎ、最終的に人間と戦争を起こすというストーリーです。この作品は、人間の傲慢さや技術の乱用、そして自然や他の生命との関係についての風刺的な寓話となっています。

どちらの作品も、人間とその創造物や自然との対立を描いたテーマが共通しています。


  • A
  • 2024/09/28 (Sat) 07:30:21

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